ポルト中島翔哉、ポルティモネンセ復帰へ「監督が退団を指示」
中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ポルトはベト獲得の可能性も残す。
ポルトガル1部のFCポルトが保有権を持つMF中島翔哉が、同リーグのポルティモネンセSCに期限付き移籍することが濃厚になった。期間は今シーズン末まで。実現すれば2018-2019シーズン以来の復帰となる。
ポルトガルメディア『シック・ノティシアス』は8月24日、「FCポルトが中島選手をポルティモネンセにレンタル」と題した記事を掲載。交渉は最終段階に入り、同日中にも移籍作業が完了するということだ。
サラリーの大半はポルトが支払うことになりそうだと伝える。また「中島はセルジオ・コンセイソン監督のメンバーに数えられていない」「ポルトの監督はこの日本代表選手を、チームに残さないように指示していた」ということで、中島の名前は今季のポルトのリストには掲載されていなかった。背番号「10」もはく奪されていた。
そして、ポルティモネンセに“復帰”することが決まったということだ。
日本代表でも「10番」を背負ってきた中島だが、このコロナ禍、ポルトで出場機会を失うなかで今年1月、アラブ首長国連邦(UAE)のアル・アインFCへレンタル移籍。しかし足の負傷により、わずかリーグ2試合の出場にとどまり、その後は出場機会を失った。アル・アインは“ディスカウント”でのレンタル延長を要望したが、ポルトは中島の権利を戻した。
またポルティモネンセの23歳のFWベトを、ポルトは欲してきた。複数クラブが狙うこのストライカーは結局まだ移籍先が決まっておらず、当初噂された金銭を含めての両者トレードもあり得る。
中島は1994年8月23日生まれ、東京都出身、26歳。これまでのキャリアは、東京ヴェルディ ― FC東京 ― カターレ富山 ― FC東京 ― ポルティモネンセSC ― アル・デュハイルSC ― ポルト ― アル・アイン ― ポルト。昨季ポルトガル1部4試合・1アシスト、UAE1部2試合・1アシスト。日本代表通算19試合・5ゴール。
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[文:サカノワ編集グループ]