【浦和】ユンカー「世界唯一のフェイスガード」でリーグ8戦ぶりゴール!広島に勝利
試合後のオンラインによる取材に応じた浦和のキャスパー・ユンカー。協力:浦和レッズ
「カスタムメイドと言えるマスク。より快適に」
[J1 26節] 浦和 1-0 広島/2021年8月25日19:03/浦和駒場スタジアム
J1リーグ26節、浦和レッズがデンマーク人FWキャスパー・ユンカーのリーグ8試合ぶりとなるゴールで、サンフレッチェ広島に1-0の勝利を収めた。浦和はリーグ3連勝。一方、広島は5試合連続で勝ち星がなく上位戦線から離脱した。
前半の15分、関根貴大の抜け出しからのシュートを東京オリンピック日本代表GK大迫敬介が弾き、そこを狙っていたかのように浦和のスナイパーが飛び込みゴールネットを揺らした。
五輪期間を挟み、その後はケガ……そして復帰後の右頬骨骨折を乗り越えて、このゴールにつなげた。ユンカーは試合後のオンラインによる取材に応じて、次のように振り返った。
「相手はかなり高くラインを上げて守っていたので、その背後に『チャンス』があると感じていました。そこを利用すれば相手にダメージを与えられると。そしてパスを1本、2本つないだあと背後を突くと効果的でした」
立ち上がりの攻防。駆け引きの中でいくつかのボディブローでダメージを与え、そしてまさにそのスペースを先に攻略して一発! 決勝弾につなげてみせた。
また、これまで見たことがない令和なフェイスガードについて、これは特注なのでしょうか? と聞かれると、27歳のストライカーは次のように答えた。
「カスタムメイドと言えるマスクです。自分たちでより快適に使えるように少し形を変えた世界に唯一のフェイスガードです。このマスクにしてから、より快適にプレーできるようになりました。(ファンの間では格好いいと言われているが?)もちろんなしのほうが僕はいいですし、見た目も自分で格好いいとは思っていません。ただ、今サッカーをプレーするため、このフェイスガードが必要ならば使います。でも、なしでプレーできるならば、よりいいかなと思っています」
ちなみに、このオリジナルフェイスガードのサポートもあり、コンタクトへの恐怖心は「まったくありません」ということだ。
まだまだ蒸し暑いものの、季節は少しずつ秋へと向かっている。8月から9月へ。ユンカーのゴールとともに、浦和が再び勢いを付けそうだ。
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[文:塚越始]