【浦和】酒井宏樹がW杯最終予選へ「大事な初戦。求められた役割を全うしたい」

東京五輪を経て合流、最近5試合連続フル出場。疲労は相当なようだが――。

[J1 27節] 湘南 ０-０ 浦和／2021年8月29日／レモンガススタジアム平塚

　J1リーグ27節、浦和レッズ対湘南ベルマーレは大雨の影響もあり、両チームともにチャンスを作ったものの肝心なファイナルサードでの精度を欠き、スコアレスで引き分けた。

　カタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選の９月シリーズ（２日オマーン戦、７日中国戦）に臨む日本代表メンバーに選ばれた、浦和のDF酒井宏樹は次のように、この試合を振り返った。

「ベルマーレは前に強い選手がいて、インテンシティの高い試合になりました。もちろん勝利を求めて90分間戦いましたが、そう簡単には行かず非常に厳しい試合になりました」

「（荒天や連戦の影響で）僕らが思うようなプレーをできなかった部分は多かったです。押し込まれた時間も長く、そこはもちろん満足していません。２、３回大きなチャンスもありました。疲れがあったのも事実で、湘南もしっかりオーガナイズされていました」

　これで浦和では公式戦５試合連続でのフル出場だ。そして全ての試合で力を出し尽くしてきた。

「個々の連係は向上してきて、少しずつ把握できてきました。さらに対戦相手への戦術の落とし込みを、その時その時で対応できるように、これから積み重ねていきたいです」

　オリンピック・マルセイユから移籍し、今回、浦和から初めて日本代表の活動に臨む。31歳のサイドバックは、「どこの所属だろうと変わらず、日本代表として求められることをまっとうして、大事な初戦。チームが勝てるように貢献したいです」と決意を示した。

　日本代表は８月30日から国内合宿をスタートさせる。

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[文：サカノワ編集グループ]