日本代表MF守田英正「条件合わず」フェネルバフチェ移籍は消滅
守田英正 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
サンタクララが要求する移籍金と倍の開き。
ポルトガル1部CDサンタ・クララに所属する日本代表MF守田英正に、トルコ1部フェネルバフチェSKへの移籍が浮上――。トルコとポルトガルメディアは「合意した」と報じていたが、結局、条件が合致せずこの話は消滅した。
ポルトガルメディア『Correio da Manhã』は8月30日、サンタクララが守田に対し移籍金500万ユーロ(約6億5000万円)のオファーを受けていた事実を明かした。しかし、1000万ユーロ(約13億円)でなければこのタレントを放出するつもりはないと強調したそうだ。
事実上、フェネルバフチェからのオファーは一旦、白紙撤回されることになる。さすがにこのタイミングで、倍となる条件提示に切り替えることは難しいと見られる。
トルコメディア『ハリイェット』は8月28日時点で「フェネルバフチェは守田英正が移籍すると発表する」と題し、ポルトガルのラジオ局が「両クラブは合意に達した」と発表したことを伝え、トルコ強豪と守田が「ハッピーエンドを迎える」と喜んでいた。結局、トルコサイドの発表がどんどん勝手に加速(加熱)していき、そのように報じられていった形に。
今年1月に川崎フロンターレからポルトガルに渡った守田は、2シーズン目に突入。これまですでに、国内リーグ3試合、カップ戦1試合、ヨーロッパカンファレンスリーグ予選6試合とトータル10試合に出場している。
今夏には同じポルトガルリーグの強豪SCブラガも、守田獲得へ関心を示しているとも報じられていた。
26歳のボランチは9月2日にオマーン代表(@吹田スタジアム)、7日に中国代表(@カタール/ドーハ)と対戦するカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本代表メンバーに選出されている。
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[文:サカノワ編集グループ]