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【湘南】山口智コーチが新監督に就任「今以上に楽しめるようなチーム作りをしていきたい」。浮嶋敏監督退任に

湘南の山口智監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

現在20チーム中15位、「ギリギリの戦いを乗り越えるために変化が必要」。

 J1リーグの湘南ベルマーレは9月1日、浮嶋敏監督の退任と山口智コーチの新監督就任を発表した。

 湘南は現在、5勝11分11敗の勝点26で20チーム中15位。下位4チームが降格するレギュレーションのなか、残り11試合、大きな決断を下した。

 43歳の山口智コーチは9月1日付けで湘南の新監督に就任。現役時代はジェフユナイテッド市原、ガンバ大阪、京都サンガF.C.で活躍。引退後はG大阪・同U-23のコーチを経て、今季、湘南のトップチームコーチに就いていた。

 山口新監督は次のようにコメントしている。

「急なことではありますが、監督のオファーをいただき、いま自分にできることを考えた時にやるという決断に至りました。半年前に湘南に呼んでもらい、恩がありますし、今の選手・スタッフに対しても思い入れがあるなかでこの大役を引き受けることとなりました。チーム、クラブ全体が前向きにサッカーと向き合い、今以上に楽しめるようなチーム作りをしていきたいと思います。

 湘南というチームを今まで以上にカラーのある、魅力のあるチームにしていくことができるように、今いる選手・スタッフと共に前に進んでいきたいと思います」

 クラブは次のように監督交代の理由を語っている。

「この度、監督に山口智が就任することを発表いたします。4チームが降格する今シーズンも残り11試合となり、1試合1試合、厳しさが増すことが想定されるなか、ギリギリの戦いを乗り越えるために、変化が必要と捉え、クラブとして大きな覚悟をもって、山口智に監督を委ねる決断をしました。

 あらためて“One Bellmare”で、11試合に挑んでまいります。 引き続きのご支援、応援をよろしくお願い申し上げます。 代表取締役会長 眞壁潔/代表取締役社長社長 水谷尚人」

 一方、浮嶋監督は次のようにコメントしている。

「8月31日を以って、監督を退任することになりました。今シーズン、クラブの目標である勝点50を目指すなか、勝ち切れない試合が続いたことは、すべて監督である私の責任であります。常にベストを尽くして共に戦ってくれた選手、日夜チームのために尽くしてくれたチームスタッフ、フロントスタッフ、アカデミースタッフ、そして、どんな時も熱く強く支えてくださったサポーター、スポンサーの皆様方、本当にありがとうございました。

 シーズンはまだ続きます。このクラブにふさわしいのはJ1の舞台です。そのためにチームは一丸となって残りの11試合を戦っていきます。

 皆様には、より一層の応援をいただきますよう、心よりお願い申し上げます」

  クラブは次のように感謝を伝えている。

「いつも熱い温かいご支援、応援をいただき、ありがとうございます。この度、浮嶋敏氏が監督を退任することを発表いたします。浮嶋氏には、2019年秋の大変に厳しい状況のなか、我々からの強い要請を受け入れてくれ、苦しみながらもJ1残留に導いてもらいました。そして、昨年から世界中でまん延しているコロナ禍での難しい環境下で、今日までチームを率いてもらいました。浮嶋氏のクラブ愛と指揮官としての日々に心から感謝をしています。 代表取締役会長 眞壁潔/代表取締役社長 水谷尚人」

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[文:サカノワ編集グループ]

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