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日本代表の深刻さを物語る、伊東純也が挙げた課題。改善点や狙いの優先を共有できず

オマーン戦での日本代表MF伊東純也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「一番相手の脅威になるところは背後のスペース」だったが…。フリーだったサイドバックも最後まで生かせず。

[W杯 アジア最終予選] 日本 0–1 オマーン/2021年9月2日19:10/市立吹田スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第1戦、日本代表はオマーン代表に0-1で敗れた。この日唯一の決定機を前半に作り出した右MF伊東純也が試合後の取材に応じ、具体的に課題や修正点を挙げた。

「自分たちのペースでボールを握ることも、効果的な攻撃もできませんでした。(日本はサイドからの攻撃を意識していたが?)フリーだったサイドバックをもう少し高い位置にして、シンプルに(中央)絞ってクロスを狙っていっても良かったかもしれません。後半も高い位置を取ろうという話をしていましたが、あまり上手くいきませんでした」

 25分、DFの間を抜け出した伊東がGKと1対1に持ち込んだが、シュートは相手の正面を突いてしまいブロック――。結局、それがこの日唯一の決定機だった。

「誰かがあのようなところまで行かなければいけないですし、自分が背後を狙う動きは常に意識していました。(吉田)麻也くんからいいボールが来て、トラップも上手くいき、DFふたりの間で上手く受けられ、シュートは入ったと思ったのですが、キーパーの正面を突いてしまいました」

 悪天候の影響もあったとはいえ、ミスが目立った。そして次第に、チーム全体で、やや人任せと言える、消極的なプレーが増えていった。

「まず全員がミスを減らすことが大事。攻撃のクオリティを上げて、もっと迫力を持って攻めなければいけない。(課題について)攻撃の精度のところは、自分たちのミス。改善しなければいけないと思います」

 これまで2次予選のように地力で勝る相手には、「個」で上回り圧倒できた。それが上手くいかない時、どうするのか? そういった改善ポイントの順位付けであり、ゴールへのアプローチの統一した意識共有を図れなかった。

「もちろん引いた相手の裏を狙うのは難しいですが、(今回は)一番相手の脅威になるところは背後のスペースでした。そこへ出してもらう意識を合わせていければと思います」

 日本はこのあとカタールへ移動。日本時間8日0時から、パンデミックの影響で中立地開催となる中国戦に臨む。

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[取材・文:塚越始]

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