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【浦和】劇的同点弾を演出した酒井宏樹「昨年の夏、誰も賛成しなかったこの移籍が成功だと示すためにも、この大会が重要だった。ただ…」│ACL準決勝・全北現代をPK戦の末に下し決勝進出

全北現代戦、渾身のクロスを放つ浦和の酒井宏樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「まだ何も成し遂げていません。ただ東地区を制して、決勝に進めたのは僕にとって大きいこと」

[ACL 準決勝] 全北現代 2 (1EX3) 2 浦和/2022年8月25日19:30/埼玉スタジアム

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝、浦和レッズ(日本/J1リーグ)対 全北現代モータース(韓国/Kリーグ1部)は延長+PK戦までもつれこむ死闘の末、浦和が終了間際120分のキャスパー・ユンカー弾で2-2に追い付き、PK戦を3-1で制し、決勝進出を決めた。西地区とのファイナルは、2月19日にアウェー、26日にホームで開催される。

 116分に1-2と勝ち越された浦和だが、最後まで諦めなかった。120分、右サイドでボールを奪った酒井宏樹がダヴィド・モーベルグにつなぐと、そのままオーバーラップ。そこに出てきたボールをゴールラインぎりぎりでクロス! まさに渾身のプレーから、起死回生のキャスパー・ユンカー弾をもたらした。

 酒井は試合後、次のように死闘を振り返った。

「タフな試合になると予想していましたが、日韓対決として熱い試合になりました。僕らホームの試合でしたが、そのアドバンテージを生かせたかは分かりませんが、非常に難しい試合になりました。

 ただ、勝利をあきらめず、120分戦、チーム一丸となって次のステージへ行けました。今、このチームを誇らしく思っています」

 そして、クロスを上げたあと、足のつった酒井はゴールライン上でボールを追っていた。あのゴールが決まるまで、どのような思いで見ていたか――。

 酒井は「正直、そのシーンはあまり覚えていません。ただ、ただ、負けたくない。その気持ちはみんなで共有できていて、それがゴールにつながりました。本当に決まって良かったです」と振り返った。

 そしてこの大会に懸けていると語ってきた酒井は、次のように、改めてこの浦和での戦いを選択した“決意”について、次のように胸のうちを明かした。

「昨年の夏マルセイユから来た時、家族も代理人を含め誰もこの移籍に賛成の人はいませんでした。成功かどうかは僕自身が証明するしかなく、そのためには、この大会が重要でした。まだ何も成し遂げていません。ACLの東地区を制して、決勝に進めたのは、僕にとって非常に大きなことです。本当にチームメイト、スタッフに感謝しています」

 酒井の渾身のプレーがなければ、間違いなくこのドラマは起きなかった。埼玉スタジアムの声援をも力に変えて、「浦和の酒井宏樹」として、チームに欠かすことのできない大きな存在であることを証明している。

[取材・文:塚越始]

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