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南野の立場さらに厳しく。リバプールが左WGルイス・ディアス獲得、ポルトで今季16ゴール

南野拓実。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ポジションは被るが、クラブは日本代表アタッカーを放出しない方針。

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCは1月30日、ポルトガル1部FCポルトのコロンビア代表FWルイス・ディアスを完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は2027年6月まで。背番号は「23」に決定した。

 25歳のルイス・ディアスは今季ポルトガル1部18試合・14得点・5アシスト、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)6試合・2得点など、通算16ゴールをすでに決めている。主戦場は左ウイングである。

 今年30歳を迎えるセネガル代表FWサディオ・マネらと競い合わせていくことになる。CLやカップ戦など凄まじい数のゲームをこなしていくことを考えると、まさに欲していたタレントだ。また今季CLのグループステージでリバプールはポルトと2試合戦っていて、ユルゲン・クロップ監督もルイス・ディアスのプレーを目の当たりにしての獲得となる。

 一方、南野拓実は、より立場が厳しくなる。今季これまで、最も多く出場機会を得ていたポジションが左ウイングである(6試合)。さらにセンターフォワード(4試合)、インサイドハーフ(4試合)、右ウイング(2試合)と、前線のあらゆるポジションに適応できる点が、日本代表アタッカーの魅力でもある。ただ、その物足りなさもあっての今回の大型補強にもつながった。

 現在カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のホーム2連戦に臨むため日本代表の活動に参加している南野には、フランスリーグ、そしてプレミアリーグから複数の獲得の打診があったという。しかし、クラブはまだ4つの大会を戦っており、必要な戦力と考えていて、十分なオファーでない限り、放出しない方針を示している。

 冬の移籍期間は1月31日まで――あと1日を残すのみだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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