南野拓実の獲得へフランスとプレミアのクラブが興味。しかしリバプール拒否!「本気のオファー以外、受け付けない」
中国戦のあと肩を組む南野拓実(右)と原口元気(左)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
まだ4つの大会を残し、「手放したくない」。
イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに所属する日本代表FW南野拓実が、事実上今シーズン、引き続きリバプールの一員として戦うことが決定的となった。
昨季はこの冬の移籍マーケットの最終日、サウサンプトンFCからのオファーが届き、“電撃”で期限付き移籍を決断。セインツのプレミアリーグ残留に貢献した。
レンタルバックされた今シーズンも27歳のアタッカーはレギュラーポジションを掴めずにいるものの、前線での様々な役割を的確にこなし、さらにはターンオーバーの貴重な選手として、ユルゲン・クロップ監督からも重宝されてきた。
『スカイ』によると、南野の獲得に向けて、フランス1部リーグ(リーグ・アン)とプレミアリーグのクラブが興味を示していた。しかし。リバプールはその“下交渉”を拒否したということだ。
すると、ジャーナリストのカヴェ・ソルシェコル氏が『トランスファー・ショウ』で、南野について、次のように言及したという。
「南野は今シーズン先発がわずか6試合で、そのうち4試合はカラバオ・カップです。ただリバプールはまだ4つの大会に参加していて、真剣なオファー以外、彼を手放したくないということです。彼ら(リバプール)は移籍市場で、常に堅実で、売却する選手には良い付加価値をつけるようにしていて、南野に対する評価にもこだわっています」
南野自身も以前から今季はリバプールでの戦いに集中したいと語ってきた。加えて、現在、日本代表の活動に参加しており、ここからは代表でもリバプールでも重要な試合が続くことから、移籍の話は一旦、封印されそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]