【中国戦】サッカー日本代表、全選手ひと言寸評。南野拓実が唯一見せ場なし「リバプール」「10番」に名前負けしていた

サカノワスタッフ

2022年1月28日

中国戦で85分までプレーした日本代表の南野拓実。写真：徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

谷口彰悟＆板倉滉、“元川崎”のCBコンビが良い相性を見せる。

[カタールW杯アジア最終予選第７戦] 日本代表２–０中国代表／2022年１月27日19:00／埼玉スタジアム

　カタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選グループＢの第７戦、日本代表が大迫勇也と伊東純也のゴールで、中国代表に２-０の勝利を収めた。日本は５勝２敗の勝点15でグループ２位をキープ。２月１日は首位サウジアラビアと再び埼スタで対戦する。

　この試合に出場した日本代表選手の「ひと言寸評」をまとめた。

▼寸評の見方
ポジション
背番号選手名
寸評

【日本代表：中国代表戦]

■先発■
GK 12 権田修一　
相手の枠内シュートはゼロ（計３本）。序盤のハイプレスではバックパスからビルドアップに参加し、冷静に対応した。

DF 19 酒井宏樹
中国の敵陣の隙を見出して、右サイドのハーフスペースを攻略。大きなひと仕事から先制点をもたらした。

DF 5 長友佑都 (▼58分）
キーマンであるウー・レイにマンマーク気味で対応。ワイドでボールを受けて、スペースを作り出した。

DF ３谷口彰悟
川崎フロンターレ時代の“後輩”板倉滉との相性がとても良かった。大型CFジャン・ユイニンに一切仕事をさせず。

DF ４板倉滉
正確なクサビのパスで攻撃のスイッチを入れた。サウジアラビア戦に向けて、いい準備にもなったはず！

MF ６遠藤航（▼73分）
最終ラインの前で構え、ゾーンに入ってきた選手を力強くかつ綺麗にスイープした。

MF 13 守田英正
中国が対応に困っていた選手。今回は高い位置で大迫の近く、さらにギャップを巧みに突いて、起点にもなった。

MF 17 田中碧　
やや消極的。動き出しを察知しきれず、攻撃のスイッチを入れたい時のバックパスも。

FW 10 南野拓実（▼85分）
この試合、唯一いいところがなかった。「リバプール」「10番」に名前負けしていると言われて仕方ないパフォーマンスに。期待も大きいだけに少し残念。

FW 14 伊東純也（▼85分）
中山のクロスにドンピシャヘッド！　ベクトルが常にゴールへ向かい、３試合連続で結実させた。

FW 15 大迫勇也（▼58分）　
PKで１得点。見せ場はそのシーンだけだったが、日本代表の2022年重要なファーストゴールに。

■交代出場■
FW ９前田大然（△58分）
スペースを徹底的に突き、さらにプレッシングも怠らず。オフ・ザ・ボールの動きから伊東の２点目を引き出した。

DF 20 中山雄太（△ 58分）
交代出場直後、完璧な左足のクロスで伊東のゴールをアシスト！

MF 11 久保建英（△73分)
４-２-３-１のトップ下に入り、最終ラインやボランチからパスを引き出す。惜しいシュートは結実せず。ただ周囲を生かせずにいた印象。

MF 21 堂安律（△85分)
久保とともに単独の仕掛けからゴールを狙い続ける。結果、前線のバランスが崩れ、相手にバイタルエリアを使われた点は修正が必要に。

MF ８原口元気（△85分)
左MFに入って、与えられた役割を感じ取り、スペースを埋めつつ試合を締めた。

[取材・文：塚越始]