【松本】磐田に0-4、3連敗で降格圏。名波監督「もちろんショッキングだが―」
名波浩監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
2戦連続ノーゴールの課題解決を重要ポイントに挙げる。
[J2 28節] 松本 0-4 磐田 /2021年9月4日/サンプロアルウィン
J2リーグ28節、松本山雅FCがジュビロ磐田に0-4で敗れて、J3降格圏の19位に転落した。一方、磐田は、この日ヴァンフォーレ甲府に敗れた京都サンガF.C.を抜いて首位に浮上した。
名波監督は大宮アルディージャ戦に続く2試合連続の0-4大敗とともに、何よりゴールを奪えずにいることに大きな課題を感じていた。
「この0-4が二回続いた3連敗はショックですが、点を取れていないのが何とも言い難い。ボックス近くの守備の質では、今回の磐田は体をしっかり投げ出し、何人もケアをしに帰陣してボールへ向かっていて、そのところは現時点でしっかり昇格をしているクラブだなと、その差が我々と明らかに出ていると思いました」
そのように指揮官は古巣でもある磐田の守備にも触れ、今回布陣変更した意図について、次のように語った。
「チャンスやチャンスの前の作りのところで物足りなさを感じていたので、2トップよりも1トップのハマりがいいと、またボールを回されるのを前提にして立ち位置を考え、このメンバーで臨みました。(敗因は?)失点の仕方、ボールへの執着心が少し薄れているのかなと。体の疲れもあるかもしれないが、中2日の京都戦はまたメンバーを考えなければいけない。大宮戦からはチャンスは増えたので、少し前向きにはなりたい。ただやはりゴールネットを揺らせるかどうかで大きな差があるので、そこにしっかり特化してやっていきたいです」
そして降格圏に沈んだことを質問されると、名波監督はその現実を受け止めつつ、前を向きたいと語った。
「就任時から、降格圏かそうではないエリアか、そこは正直関係ないと。多分7、8クラブぐらいで競い合うのではないかと想定していました。もちろん自分たちが入ったのはショッキングですが、試合は待ってくれません。中2日、3日と続くなか、コンディションを整え、相手の研究と分析のなか、選手をもう一度見出して、自信を持って送り出したい。1点・1勝で自信を回復するのはなかなか難しい状況かもしれませんが、しっかり前を向いてやっていきたいと思います」
松本にとっては、ここが踏ん張りどころ。次節は2位・京都から何とか勝点を掴み、上昇へのキッカケを掴みたいところだ。
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[文:サカノワ編集グループ]