【福岡3-0鹿島】長谷部監督「鹿島のようなプレーできた」。今季ダブル達成!!
長谷部茂利監督。(C)SAKANOWA
ホームゲームに続き無失点勝利を収める。
[J1 28節] 鹿島 0-3 福岡/2021年9月11日18:03/カシマサッカースタジアム
J1リーグ28節、アビスパ福岡がフアンマ・デルガドの2ゴールと山岸祐也の一撃で、鹿島アントラーズに3-0の勝利を収めた。福岡は5節のホームゲームでの1-0に続き、今季鹿島から2勝を収める「ダブル」を達成。しかも、いずれも無失点に抑えてみせた。
福岡の長谷部茂利監督は試合後のオンラインによる記者会見で、語弊がないようにと懸念していたが、次のように鹿島へ敬意を込めて言った。
「自分たちが、これまでの鹿島のようなプレーをできたのではないか、そんな印象を持っています。私自身も鹿島が好きで、試合巧者ぶり、ゲーム運びやプレー、選手の意識、ビッグクラブであること、自分たちもそのようになっていけるように目指してきました。今日、そこに向けて似たようなゲームをできたのではないかと思っています」
そのように福岡にとって大きな1勝になったと、指揮官は胸を張った。
「今日はいろんな要素が重なって、自分たちが勝つことができました。ずっとサッカーに携わってきましたが、このスタジアムで勝つことは相当難しいことです。今回偶然サポーターの方々が入っていなかったので、それは私たちとしては助かったとも言えます」
福岡はこれで、川崎フロンターレ、徳島ヴォルティス、そして鹿島を打ち破ってのリーグ3連勝。暫定ながら8位にランクアップした。
一方、鹿島の相馬直樹監督は次のように悔やんだ。
「今日は福岡さんの勢い、思い切りのよさにやられてしまった、そのような形になってしまったと思います。自分たちのゲームにできませんでした。ルヴァンカップ(準々決勝で敗退)からしっかり切り替えて準備をしてきたつもりでしたが、少しいろんな意味で、パワーといいますか、現状を一つ変えるエネルギーを出せなかったと思っています。もう一度建て直して、次へ向かっていきたいです」
犬飼智也と町田浩樹というセンターバックのレギュラー2人を欠くなか、結果を残せなかった。なかなか勢いに乗れそうで乗り切れずにいる。この停滞感を打破するタレントは果たして現れるか!?
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[文:サカノワ編集グループ]