C大阪がACL敗退、公式戦連敗。乾貴士が挙げた課題とは?「ちょっと近くで崩そう、崩そうとしていて…」
乾貴士。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ホームの利を生かせず、浦項の迫力に圧される。
[ACL ベスト16] C大阪 0-1 浦項/2021年9月15日/長居球技場
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)、J1リーグのセレッソ大阪は韓国の浦項スティーラーズに0-1で敗れ、今大会から姿を消した。
ミッドウィークに組まれた一戦、C大阪は直近の北海道コンサドーレ札幌戦(●0-2)から先発メンバーを大幅に入れ替えて臨んだ。
乾は2試合連続でのフル出場に。今回の試合では起点となって随所で非凡なセンスを見せたものの、チーム全体が浦項の迫力に圧されて引いてしまい、なかなか効果的な打開策を見出せなかった。
惜しむらくは75分の大久保嘉人投入後に、やっと引いて受けるだけではなく、背後を強引にでも攻略しようとするアクションが増加。道理だけで勝ち上がれないのがACLであり、そういった戦うことで変化をもたらせる選手の投入が、もう少し早くても面白かったか……。
乾は試合後のフラッシュインタビューで次のように悔しさを滲ませた。
「悔しさしかないし、不甲斐ない試合を続けてしまい、ファンの皆さんに申し訳ない気持ちしかありません。自分自身もシーズン途中で加入し、このACLのグループステージは戦っていません。みんなが突破してくれたお陰で、自分は決勝トーナメントから出してもらえたので、選手のため、ファンのため、クラブのためにも絶対に勝ちたかった。本当に悔しかったです」
そして札幌戦からの公式戦連敗を受けて、次のように課題を挙げた。
「ちょっと近くで崩そう崩そうとしているので、もっと幅を使うなど、ピッチの広さを使い切れるように、そこはみんなで修正していければと思っています」
そして33歳のアタッカーは、「もちろんタイトルは狙っています。このACLはなくなってしまいましたが、まだリーグもルヴァンカップもあるので、そこに向けて、みんなでやっていきたいと思います」と、ここからの巻き返しを誓っていた。
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[文:サカノワ編集グループ]