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【G大阪】「警戒遅い」宇佐美貴史が突いた鳥栖の“狙い目”。浦和戦後、松波監督の助言も奏功した決勝ゴール

宇佐美貴史。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

今季通算5ゴール目。目安となる40ポイントまであと1勝。

[J1 33節] G大阪 1-0 鳥栖/2021年10月23日17:03/パナソニックスタジアム吹田

 J1リーグ ガンバ大阪の宇佐美貴史がサガン鳥栖戦、カウンターから目の覚めるような左足のショットを突き刺して、これが決勝点となった。今季通算5ゴール目。チームは勝点37に伸ばし、J1残留に向けて大きな勝点3をホームで手に入れた。

 開始10分、GK東口順昭がキャッチした瞬間、守備から攻撃へ転換。ボールを受けた山本悠樹のフィードを受けた宇佐美がDFをかわし、左足でややアウトにかけるシュートを放つ。これでゴール隅に突き刺さり、ホームチームのサポーターに歓喜の大きな拍手をもたらした。

 宇佐美はトランジションに、活路を見出していたという。

「ボールを奪った直後に背後へ動き出すなどカウンターを狙うなど、レッズ戦(△1-1)のあと、(松波正信)監督からも話がありました。そこを早く突くことで、相手をひっくり返す意図を持っていました」

 そしてこの試合、鳥栖の反応の“鈍さ”を感じ取っていたそうだ。

「ボールを回されて、押し込まれたなか、(ボールを)取ったあとの警戒が相手は遅く、そこは狙い目だと思っていました。

 カウンターから点を取れて、それからもその警戒が早くなる印象がなかったので、何発かチャンスを作れただけに、あと一つ、二つ決められれば、もっと楽に試合を進められたと思います。守備に関してはだいぶボールを持たれて、シュートまで持ち込まれましたが(8本対10本)、ゼロに抑えられたのは大きいと思います」

 宇佐美はそのようにチームとしての狙いが結実したゴールだったと振り返った。

 今季これで5ゴール目。勝点37に伸ばし、J1残留確定圏と目される一つの目安である40ポイント(17位チームの動向でさらにアップする可能性もあるが、現時点では妥当なラインと見ていいようだ)まで目前に迫った。もちろん、まだまだいける――宇佐美のシーズン終盤の大爆発に期待したい!

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[文:サカノワ編集グループ]

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