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悲願は眼前に高くそびえ…長野の横山雄次監督が退任「またしてもご期待に応えることができず、本当に申し訳なく思っています」

(C)SAKANOWA

昨季最終節で3位に陥落、今シーズン9位で可能性が潰える。吉澤コーチが今季末まで指揮。

 J3リーグのAC長野パルセイロは10月28日、横山雄次監督が同日に退任することが決まったと発表した。吉澤英生ヘッドコーチが2021シーズン終了まで、監督として指揮を執る。

 長野は町田善行社長は次のようにコメントしている。

「平素より、株主・スポンサーの皆様をはじめ、ファン・サポーターの皆様、試合運営ボランティア・サポートスタッフの皆様、地域の皆様からの多大なご支援ご声援を賜り心より感謝申し上げます。

 悲願のJ2昇格を目標に、今シーズン戦ってまいりましたが成し遂げることができず、ご期待に応えることができず、大変申し訳なく思います。

 このたび、横山監督と協議をし、双方合意の上、退任ということとなりました。

 残り5試合は、吉澤ヘッドコーチに指揮を執っていただき、プロクラブとして最後の最後まで、長野の皆様に勝利をお届けすべく、全力で戦う姿勢を貫く所存です。

 来シーズンの編成についてすでに動いておりますが、まずは今シーズンの残り試合を全力で戦うことに注力をいたします。引き続き、ご支援ご声援を賜りますようお願い申し上げます」

 横山氏は1969年7月6日生まれ、埼玉県出身。これまでブラウブリッツ秋田、栃木SCの監督を経て、2019シーズンから長野を率いてきた。昨季は最終節で2位から3位に陥落。J2昇格まであとまさに“一歩”まで迫ったが、今季これまで6勝9分8敗で9位と上位争いから脱落していた。

 横山氏は次のようにコメントしている。

「このたび、AC長野パルセイロの監督を退任することとなりました。昨シーズン、あと一歩のところでJ2昇格を逃し、今シーズンは、とにかくJ2昇格を成し遂げることで悔しさを晴らしたい、長野のファン・サポーターの皆様と喜びを分かち合いたいとスタートしたシーズンでしたが、思うような結果が出ず、またしてもご期待に応えることができず、本当に申し訳なく思っています。

 約3年間、特にこの2年間はコロナ禍の様々な制約のある中でしたが、チームに対して様々な形でサポートをしていただきました皆様、また長野Uスタジアムでの温かい応援、ご声援をいただいた全ての皆様に心から感謝申し上げます。

 私はチームを去りますが、今シーズン残り5試合での選手の奮起に期待しています。 また来シーズン以降のAC長野パルセイロの活躍、躍進、J2昇格を心から願っています。

 最後になりましたが、この3年間AC長野パルセイロに在籍し、良い時も悪い時も一緒に戦っていただいた全ての選手、チームスタッフ、フロントスタッフの皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました」

 また吉澤ヘッドコーチは、「今シーズン、目標であったJ2昇格を成し遂げることができず、ご期待に応えることができず、申し訳なく思っています。残り5試合、プロとして最後の最後まで、長野の皆様に勝利をお届けしたい。全力を尽くします」と意欲を示している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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