【浦和】ユンカー鹿島戦へ間に合う？「練習はしています」リカルド・ロドリゲス監督が現状説明。日本代表の酒井宏樹、柴戸海は…

サカノワスタッフ

2021年11月5日

浦和のキャスパー・ユンカー。写真：徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

明本考浩は「中断明けにも戻ってきてくれれば」。

[J1 35節] 鹿島 – 浦和／2021年11月７日14：00／カシマサッカースタジアム

　J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が11月５日、オンラインによる記者会見で２日後のアウェーでの鹿島アントラーズ戦に向けて抱負を語った。その中で負傷により出場の可否が心配されるデンマーク人FWキャスパー・ユンカー、日本代表DF酒井宏樹、そしてボランチの柴戸海の状態についても言及した。

　まず先日の川崎フロンターレ戦で欠場したユンカーの状態について、次のように説明した。

「私が今言えることは、そんなに重傷ではなく違和感を抱えているところで、良くなってきているということです。それが現時点で言えることです」

　その“重さ”を改めて問われると、指揮官は「練習はしています」と答えた。

　一方、その川崎戦、試合終盤に足を傷めた酒井宏樹、負傷交代した柴戸海について、「今状態を見ているところで、現時点では（鹿島戦について）どうなるか分かりません」とコメントした。

　また、しばらく欠場の続いている明本考浩の復帰時期について、「（インターナショナルマッチデーの）中断明けにも戻ってきてくれればと思います」とのことだ。

　そして指揮官は鹿島戦へ、次のようにポイントを挙げていた。

「良い選手が揃っている、良いチームだと思います。非常にプレスが強く前線からプレスをかけて、ショートカウンターを狙う武器を持っています。ボールロストすればそこを狙い速攻を狙ってきます。

　また、例えば安西選手はインスイングとアウトスイングでいろいろなクロスを持っていて、中盤にもプラスをもたらす選手が揃っています。

　鹿島のストロングポイントには気を付けなければいけません。上位を争う直接対決になり、非常にタフになるので、最高のレベルでプレーしたいです」

　勝点59で並び（鹿島５位、浦和６位）、ACL（アジアチャンピオンズリーグ）出場権を目指すうえで生き残りを懸けた重要な一戦に。執念により１-１に持ち込んだ川崎戦で得た手応えを、この試合での「勝利＝３ポイント」につなげたい。

[取材・文：塚越始]