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日本代表MF守田英正の獲得へ、ポルトとガラタサライが動く。本人は「いち早く」のステップアップ希望

守田英正 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ベトナム戦で先発して勝利に貢献。

 ポルトガル1部CDサンタクララに所属している日本代表MF守田英正に、ステップアップの移籍の噂が浮上している。

 ポルトガルメディア『ア・ボラ』は11月19日、「モリタから目が離せない」と題し、名門ポルトがこの26歳のミッドフィルダーの獲得を検討していると報じた。

「興味を持ち惹かれているのがサンタクララのモリタだ」として、「非常に高い技術を持っている。守備的ボランチ、ボックス・トゥー・ボックス、あるいはストライカーの後ろに入る『10番』も可能。平均値以上のパスの能力を有している」と評している。

 ポルトは1月さらには来年夏、それぞれのマーケットを視野に入れて、チームバランスを考えながら補強に動くということだ。

 一方、トルコメディアでは、長友佑都の所属したガラタサライSKが、守田獲得を検討していると伝える。

 トルコメディア『SPORX』によると、ガラタサライはボランチ(『6番』)を1月のマーケットでの最大の補強ポイントに挙げていて、そこで守田をリストアップしているということだ。この夏には、ガラタサライの最大のライバルであるフェネルバフチェSKが、守田の獲得を目指しているとも言われていた。そのあたりの駆け引きも興味深い。

 守田はカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の11月シリーズ、ベトナム代表戦でインサイドハーフとして先発出場し、1-0の勝利に貢献。2試合連続でイエローカードを受け、累積警告によりオマーン戦は出場停止となっている。

 サンタクララでは今シーズン、リーグ9試合・1アシストを記録。公式戦通算は18試合・1得点・1アシスト。

 26歳のボランチは9月の日本代表活動の際、夏の移籍期間にフェネルバフチェなどからオファーが届いていると報じられたものの、移籍が実現しなかったことについて、次のように語っていた。

「このタイミングで移籍し、僕もいち早くステップアップしたい気持ちはありました。そのつもりでいたのですが、なかなか事情もあり、結果的に移籍できませんでした。

 この前の韓国代表戦でチャーター機を用意してもらったり、今回オマーン戦に出られなかったり(初戦を欠場)、自分が島(サンミゲル島)のクラブにいるということで、その距離も考えると、すごく迷惑をかけていると感じます。

 そういったこともあり、早くステップアップしたい気持ちを、今でも持っています。このタイミング(夏の移籍市場)では、もう(移籍は)なくなったと思うので、次の冬に向けて、もう一回、クラブで活躍するだけかなと思います」

 川崎フロンターレから旅立って1年、この冬に好条件が届き思惑が合致すれば――。守田が新天地を求める可能性は十分にありそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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