【浦和】GK西川周作が語ったACLにつながる“あの失点”。天皇杯決勝、大分に2-1劇的勝利!
阿部勇樹を中心に記念撮影をする西川周作(右)ら。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
故郷であり古巣の大分との国立ファイナル、「これ以上ない幸せな時間でした」。
[天皇杯 決勝] 浦和 2–1 大分/2021年12月19日14:00/国立競技場
天皇杯決勝・浦和レッズが槙野智章の劇的なアディショナルタイム弾により、2-1で大分トリニータに勝利を収め、2018年大会以来3年ぶりの優勝を果たした。
浦和は開始6分、関根貴大のパスから江坂任のゴールで先制に成功。しかし90分、ペレイラの執念の一撃で追い付かれてしまう。
延長戦突入が誰の頭にもよぎっていたなかだった。アディショナルタイムの90+3分、コーナーキックの流れから柴戸海のミドルボレーを槙野智章が頭で合わせて方向を変えて、これが決勝点となった。
GK西川周作は試合後の取材で、「簡単な試合ではありませんでした。『有言実行男』が最後にやってくれましたね。同点にされた直後に第4の審判がちょうどアディショナルタイム5分の表示を出すところだったので、その時間があれば『何かが起きる』と思い、マキに『いけるぞ。取ってこい!』と声を掛けました」と試合を振り返った。
また一方、最後は槙野を加えて5バックにしながらも逃げ切りに失敗した形となった。相手のパワープレーから喫した失点について、浦和の背番号「1」はこの1失点が、出場権を獲得したACL(アジアチャンピオンズリーグ)につながると受け止めた。
「長沢選手を入れて、さらに(センターバック陣など)高さのある選手を前線に並べてきて、彼らの狙い通りにやられてしまったというところは反省点です。
これからアジアの舞台に戻るわけですが、そういった戦い方をしてくるチームはたくさんあります。そこを守り切る緊張感を、今日経験できたのは良かったです。来季につながる勝利だったと思います」
そのように“あの失点”から得るものについて語っていた。
また、故郷であり古巣でもある大分トリニータとのファイナルについて、「僕にとっては夢のような時間でした。今日国立で、逆サイドにトリニータサポーターがたくさんいる光景は嬉しかったですし、この以上ない幸せな時間でした」とも語っていた。
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[文:サカノワ編集グループ]