【福岡VS磐田】「裏切者が一人いる!」大津祐樹がルキアン牽制。アビスパの新エース、今季の武器は?「フフフ、言えないよ」
福岡のルキアン(左)、磐田の大津祐樹(右)。(C)SAKANOWA
昨季のチームメイトが、笑いを交えながらトークバトル。
[J1 1節] 福岡 – 磐田/2022年2月19日14:00/ベスト電器スタジアム
J1リーグ開幕対戦カードのオンライン記者会見が15日に行われ、アビスパ福岡対ジュビロ磐田戦では、昨季チームメイトだったFWルキアン(福岡)、大津祐樹(磐田)が登場。普段からSNSでもやりとりをしているという二人がそれぞれ牽制し、尊重し合いながら、笑いを交えてトークバトルを展開した。
大津は磐田から福岡に移籍したルキアンについて、「裏切者が一人いる! という印象はあります。絶対に負けたくないと意気込んでいます」と冗談を言いつつ、負けられないという強い思いを口にした。
「ちょっと言い過ぎでしたが、ルキアンと昨年一緒にプレーして、すごくいい経験をさせてもらいました。みんな彼のことをリスペクトしています。そんな彼と試合できることがすごく楽しみです」
また磐田は今季、伊藤彰新監督が就任した。このプレシーズンについて、11番をつけることになった大津は、「監督のやりたいサッカーを理解し、いい形でコンディションも上がってきています」と手応えを口にした。
一方、福岡で新シーズンを迎えるブラジル人FWルキアンは、キャンプでの取り組みについて問われると「いいシーズンを送り、J1の素晴らしいチームとの対戦するため、非常に良い力強いトレーニングを積んできました」と頷いた。
また今季の「ストロングポイント=武器」を問われたルキアンは「フフフ、言えません。良い選手が多く、自分としては加入して今もチームのスタイルを理解しながら深めていけています。シーズンがスタートしてから、それぞれの良さを見せていけると思っています」と語った。
さっそく古巣対決となるが、昨季22ゴールでJ2得点王になったストライカーは、「ジュビロの選手は私の特長を知っています。ただ私はジュビロのほぼ全員の特長を知っています。そこは自分にとってメリット。両チームともにクオリティの高い選手が多く、より高め合えると思いますので、注意深く、ベストを尽くしていい試合にしたいです」と語り、次のように“必勝”を誓った。
「この対戦を楽しみにしていましたし、勝ちたいです。勝利を重ねるため、ベストを尽くします。勝つために、持っている以上のものを出して、必ず勝ちたいです」
また大津はルキアンについて、「ルキアンのプレーはみんな知っていますが、(試合では)それ以上の力を発揮してくることもまた分かっています。ただ……(磐田のほうが)ちょっと有利かなとは思っています」と対策も練られているようで、この対戦を楽しみにしていた。
ルキアンが昨季つけていた「11番」を、今度は大津がつけることに。大津は「ルキアンが昨年頑張ってくれていた分を、今度は自分がこの番号をつけて示していきたいです」と意欲を示した。するとルキアンは「ユウキに、11番、盗まれたね」とうそぶき、「似合っています。ただ日本のスーパースターだから何番でも似合っていますよ」と言って、二人はそれぞれ笑顔を浮かべていた。
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[文:サカノワ編集グループ]