三浦カズ加入の鈴鹿「八百長指摘問題」、JFLが懲罰対象の行為認定。最終処分はJFAに委ねられる
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元執行役員な「執拗な金銭要求」に応じ、2500万円を支払う。
日本フットボールリーグ(JFL)は2月28日、昨年12月に起きた鈴鹿ポイントゲッターズの元執行役員からの告発に関して、JFL規律委員会での調査の結果、クラブに懲罰の対象となり得る行為が発覚したと公式サイトで発表した。
懲罰処分の内容は、同規律委員会にて調査、審議したうえ、同日のリーグ理事会で報告された。最終決定は日本サッカー協会(JFA)に委ねられる。
鈴鹿は54歳の元日本代表FW三浦知良が今季、横浜FCからの期限付き移籍し、大きな注目を集めてきた。またJリーグへの加入資格である「Jリーグ百年構想クラブ」の一員として、来季、悲願となるJ3リーグ昇格を目指していた。
この問題は昨年12月、鈴鹿の元執行委員がSNSにて、2020シーズンの試合で、当時のクラブ役員からわざと負けるよう指示があったとされる「八百長」疑惑が発覚したもの。
これに対し鈴鹿は昨年12月12日、公式サイトで元執行役員から不正を暴くと脅され、「執拗な金銭要求に畏怖を覚えた」として2500万円の受け渡しに応じていたこと、さらに「5000万円の支払いと社長の辞任」を要求されたと明らかにしていた。そして弁護士とともに所轄の鈴鹿警察署に相談し、鈴鹿市・三重県・JFLなど関係各所とも一部情報を共有していると発表していた。
その元執行役員はSNSで、クラブフロントから選手たちへ試合にわざと負けるよう指示があったという“八百長”を指摘。その“口止め料”の捉え方など、両者の見解の相違が生じていた。
Jリーグの理事会も同日に行われることから、何かしらの発表がある予定だ。
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[文:サカノワ編集グループ]