【神戸】ロティーナ新監督が就任、イニエスタとの共闘「最大限のパフォーマンスを引き出す」。初陣は古巣C大阪戦!
神戸の新監督に就任したロティーナ氏。協力:ヴィッセル神戸
「選手、スタッフ、ファン、一体感を作り出すことが大切」
J1リーグのヴィッセル神戸は4月8日、トップチームの新監督に前清水エスパルスのロティーナ氏が就任したと発表した。また、コーチにイヴァン・パランコ氏、フィジカルコーチにトニ・ヒル・プエルト氏が加わる。
ロティーナ新監督は4月10日のセレッソ大阪戦から指揮を執る予定。暫定的に監督を務めていたリュイス氏は、ヤングプレイヤーデベロップメントコーチとして引き続きチーム強化にあたる。
日本では東京ヴェルディ、セレッソ大阪、そして清水を率いてきたロティーナ新監督は就任記者会見で、次のように決意を示している。
「サッカーからもらったプレゼントだと思っています。現在のチーム状況は想像したものと違ったもので非常に難しいかもしれませんが、この偉大なクラブで仕事ができることに、ワクワクした気持ちがあります。戦術的なことはこれからしっかりやり込んでいきますが、まずベースとして重要なのは、ロッカールーム、クラブを形成するスタッフ、そしてファンの皆さんととともに一体感を作り出すこと。全員で団結できれば、結果はより簡単に転がり込んでくると考えています」
初陣のC大阪戦に向けては、「サッカーでは起き得ることです。2年間を過ごしたチームであり特別な試合になりますが、自分たちにとってもまず重要な試合になります」と意欲を示している。
また、清水を退任したあと、海外など複数のオファーを受けたが休養に充ててきたという。そして日本で再び指揮を執りたいと考えていたところ、神戸から話が舞い込み、「大きなチャンスであり、引き受けたいと考えました」と明かした。
そしてアンドレス・イニエスタについて、「スペインでは相手チームのバルセロナの選手として苦しめられてきました。同時に尊敬もしてきました。スペインサッカーでも重要な人物で、W杯優勝をはじめ多くのものをもたらした選手です。彼の最大限のパフォーマンスを引き出す、その環境を整えることが大切です」と語る。ジョゼップ・グアルディオラら数々の名将のもとでプレーしてきており、「責任を感じています」とも話した。
神戸は現在リーグ4分5敗で17位。C大阪戦のあと、タイで集中開催されるAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージに臨む。
神戸のトップチーム新体制は次のようになる。
▼監一
ロティーナ (64)※新任
▼コーチ
イヴァン・パランコ(42)※新任
菅原 智(45)
▼アシスタントコーチ
北本久仁衛(40)
▼GKコーチ
アレックス(49)
▼ヤングプレイヤーデベロップメントコーチ
リュイス(41)
▼分析コーチ
吉村 俊希(31)
▼フィジカルコーチ
トニ・ヒル・プエルト(42)※新任
▼フィジカルコーチ
山崎 亨(53)
▼コンディショニングコーチ
梅木 暁(31)
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[文:サカノワ編集グループ]