ロティーナ激白「J1もJ2も知っている。おそらく日本へ帰る」。東京V、C大阪、清水…Jリーグ5年率いて現在はスペインで充電中
ロティーナ監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「とても住みやすい国です」
昨季途中まで清水エスパルスを率いたミゲル・アンヘル・ロティーナ元監督がこのほど、スペインの『エル・コンフィデンシャル』のインタビューに応じて、スペイン、そしてカタールや日本での日々について振り返り、今後を展望している。そして64歳の名伯楽は「おそらく日本へ帰ります」と、“Jリーグ復帰”への意欲を口にしている。
CDヌマンシアを率いてのクライフ率いるFCバルセロナとのカップ戦での激闘、そして同チームのプリメーラ昇格、故郷であるCDログロニェスへの貢献――。智将はスペインで数々の実績を残しているものの、「振り返らないようにしています。過去に泣いたり、成功したことを自慢したりするのは好きではありません」と言う。
セルタ・デ・ビーゴなど名門も率いたあと海外に渡り、カタールで2年、そして日本では東京ヴェルディ、セレッソ大阪、清水エスパルスと5年間率いて、現在は再び母国スペインに戻っている。
東京Vではチームを昇格プレーオフ決勝まで導き、C大阪でもリーグ4位に入りACL出場権を獲得。組織的な守備とタレント力とアイデアを最大限に生かすサッカーの融合により、日本でも成績を残した。しかし低迷打破への期待を担った清水では振るわず、昨年11月に退任となった。
ただ、こうして充電したあと、近い将来、日本で再び指揮を執りたいと言う。
「体も頭も休めなければなりませんでした。私の友人や家族を含めてね。アラブ首長国連邦や日本から声は掛かりましたが、まずスペインでの生活が必要でした。日本のサッカーは1部(J1)も2部(J2)もよく知っていますし、たぶん日本に帰ると思います。とても住みやすい国です」
名指揮官はそのように、スペインで最新のサッカーにも触れつつ充電したあとは、再び日本で闘いたいという。
彼を慕う選手も数多くいる。ロティーナの逆襲――その日が来るのは近いかもしれない。
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[文:サカノワ編集グループ]