【日本代表│全選手寸評】本田、吉田はリレーで１位…26人を総チェック！

川崎の大島僚太はシュート練習で立て続けに決める。

　FIFAワールドカップ・ロシア大会に向けた親善試合ガーナ戦（30日／日産）に臨む日本代表（SAMURAI BLUE)の全メンバー26人が５月25日に集結した。全体練習ではコンディションに応じて３～４グループに分かれ、スプリント系やシュート練習など、瞬間的に強度を要するメニューを主にこなしていた。ミニゲームなど連係的なメニューは行なわず、筋肉に刺激を与えることに主眼が置かれていた感じだった。岡崎慎司（レスター）はリハビリのため、全体練習には参加せず。青山敏弘（サンフレッチェ広島）の離脱に伴い26人になった全選手のこの日の様子を一言ずつまとめた。

◇日本代表トレーニング◇
JAPAN NATIONAL TEAM
５月25日│一言寸評

GK　川島永嗣／FCメス
シュート練習で、槙野との１対１に勝ってドヤ顔でガッツポーズ。

GK　東口順昭／ガンバ大阪
フェイスガードをつけてシュート練習ではアタッカーの足元にも怯まず飛び込む。

GK　中村航輔／柏レイソル
別メニュー調整。ランニングで汗を流す。

DF　槙野智章／浦和レッズ
ナイスセーブをした東口を大きな声で褒めたたえる。

DF　吉田麻也／サウサンプトンFC
ボール４個を抱えて走るリレーゲームのアンカーを務めて、１本目１位に。

DF　長友佑都／ガラタサライSK
合流初日、ランニングでは最後にぐんぐんスピードを上げて３人組の先頭を走る。

DF　酒井宏樹／オリンピック・マルセイユ
長友、長谷部と一緒にメニューこなす。トレーナーと談笑しながらランニング。

DF　酒井高徳／ハンブルガーSV
全体練習後、山口とリフティングに興じる。とても楽しそうだった。

DF　遠藤　航／浦和レッズ
山口、植田とのヘディングのみのショート＆ロングのリフティングで22本つなぐ。

DF　昌子　源／鹿島アントラーズ
シュート練習では腕まくりする日向小次郎スタイルを披露。

DF　植田直通／鹿島アントラーズ
ミドルレンジから強烈なシュートを突き刺す。選手たちもどよめいた。

MF　長谷部　誠／１トラハト・フランクフルト
長友、酒井とのランニングでは真ん中を走る。西野監督の３バック構想に「前も、後ろもやる」。

MF　山口　蛍／セレッソ大阪
「アウトサイド→インサイド」しか使わず相手につなげるリフティングが上手かった。

MF　本田圭佑／パチューカ
４個のボールを抱えて運ぶリレーゲーム、アンカーを務め２本目の１位になる。

MF　香川真司／ボルシア・ドルトムント
“鳥かご”で鋭いプレッシングからボールを奪う。切れのあるプレーを見せていた。

MF　乾　貴士／SDエイバル
別メニュー調整だが、ダッシュや軽いパスなどをこなし、本人も「良くなっている」。

MF　宇佐美貴史／フォルトゥナ・デュッセルドルフ
左足でバーに当ててゴールに決めるシュートを（おそらく）狙って蹴っていた。

MF　原口元気／フォルトゥナ・デュッセルドルフ
リレーゲームでクイックネスの動きに無駄がなく、最も速かった。

MF　大島僚太／川崎フロンターレ
シュート練習に最初に登場し、いきなり難しいシュートを決める。その後もコンスタントに決め、この日、最も気持ち良さそうにプレーしていた。

MF　柴崎　岳／ヘタフェ
ビブスで色分けした「３対３対３」で、何本も「鬼（＝真ん中の３人）」の間を抜く鋭いパスを放っていた。

MF　井手口陽介／クルトゥラル・レオネサ
グラウンダーのパスがきれい。球質が違っていた。

MF　三竿健斗／鹿島アントラーズ
「手倉森グループ」の練習で黙々と、それでいて楽しそうに安定感のあるプレーを見せていた。

FW　岡崎慎司／レスター・シティ
午前中にリハビリメニューをこなして、午後の全体練習には参加せず。

FW　大迫勇也／1FCケルン→ヴェルダー・ブレーメン
スプリント系のリレーゲームで、浅野との”マッチアップ”を制す。振り向きざまにシュートを放つ練習もこなす。

FW　武藤嘉紀／マインツ05
コンタクトを求められる練習をしていたわけではないが、最もフィジカルが充実し、強度もかなり高く仕上がっている印象を受けた。

FW　浅野拓磨／VfBシュツットガルト→ハノーファー96
瞬発力を使うリレーゲームで、本田を抜き去った。