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選手へ唾吐きのA・ロペス、6試合出場停止+60万円罰金。横浜FMは独自に期間中の天皇杯も出場停止処分

横浜FMのアンデルソン・ロペス。 (Photo by Minh Hoang/Getty Images)

「サッカーに関わる全ての皆さまに心からお詫び申し上げます」

[J1 14節] 福岡 0-1 横浜FM/2022年5月21日19:03/ベスト電器スタジアム

 Jリーグ規律委員会は5月24日、21日のJ1リーグ14節のアビスパ福岡戦で、ボールと関係のないところで相手競技者の胸付近に唾を吐いたとして退場処分を受けたブラジル人FWアンデルソン・ロペスに対して、J1リーグ計6試合の出場停止と罰金60万円の処分を下した。クラブ独自の処分として、出場停止期間中に開催される天皇杯を出場停止となる。クラブは「今回の行為は、いかなる理由があっても許されるものではありません。全てのサッカーファンならびに関係者の皆さまへお詫びし、再発防止に向けて選手への指導をしてまいります」と謝罪している。

 アンデルソン・ロペスは5月25日のJ1リーグ15節・京都サンガF.C.戦から7月 6日のJ1リーグ20節・サンフレッチェ広島戦まで出場停止となる。

 処分理由は、福岡戦でボールとは関係のないところで、相手競技者の胸付近に唾を吐いたとして、主審より退場を命じられたため。

 Jリーグ規律委員会は同行為について映像などを用いて検証し、事実関係を確認した、その結果、主審の判断と同様、同選手が相手競技者の胸付近につばを吐きかけたものであると認定。日本サッカー協会(JFA)の競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、「選手等に対してつばを吐きかける行為」に該当すると判断し、「6試合の出場停止」および「罰金(60 万円)」処分を下した。

 クラブ独自に、出場停止期間中に開催される天皇杯の試合も出場停止とする。

 アンデルソン・ロペスはクラブを通じて次のようにコメントしている。

「私の行為について、スタジアムに来場いただいた皆さま、ファン・サポーターの皆さま、サッカーに関わる全ての皆さまに心からお詫び申し上げます。今回の件を猛省し、処分をしっかりと受け止め、改めてまいります」

 この問題は、福岡の1点リードで迎えた77分、マークにつく宮大樹に背中を押されたアンデルソン・ロペスがやや怒って振り向き、そこにボールが来て処理した宮へ唾を吐きかけた。そのあとスローインになって選手交代が行われた際、この問題で両チームの選手たちが入り乱れる形に。そして主審はVARからの連絡を受けて、OFR(オン・フィールド・レビュー)でチェック。VARがアンデルソン・ロペスが唾を吐いた映像を見逃さず、これを確認した主審がレッドカードを提示した。

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