パウリーニョ弾! 松本がホーム5連勝。「一番難しい試合だった」と反町監督
松本山雅のパウリーニョ (C)SAKANOWA
プレーオフ圏内浮上。首位の大分をしっかり追走する。
[J2 17節] 松本 1-0 栃木/2018年6月3日/長野県松本平広域公園総合球技場
松本山雅FCがホームで栃木SCに1-0の無失点勝利を収め、勝点28に伸ばした。リーグ戦は8試合負けなし、ホームでは5連勝(アルウィンでは通算6勝1分)。首位の大分に勝点6差でしっかり追走、プレーオフ圏内の6位へ浮上。その戦いぶりからはタフさに加え、力強さが感じられてきた。
決勝点を奪ったのはパウリーニョだ。一進一退の攻防が続くなか迎えた55分、古巣相手に左足で鮮やかなコントロールショットをゴール隅に決めた。
「練習でやってきたことを出せた。高崎選手からいい落とすのパスが来たからね。この1点で勝てて、とても嬉しい。(ゴール後はスタンドのセルジーニョにアピールしたが)セルジーニョに捧げたゴール。なるべく早く一緒にプレーしたいよ。ベンチにいる選手、ピッチに立っていない選手、全員で勝ち獲った勝点3になった」
パウリーニョはそのように語り、4月1日の大宮アルディージャ戦(〇3-2)以来となる今季通算2点目のゴールを喜んだ。
その後は鋭利なカウンターを発動させながら、主導権を与えずに無失点勝利に。それでも松本の反町康治監督は厳しい一戦だったと、胸を撫でおろした。
「今までやってきたなかで一番難しい試合だった。プレッシャーをかけても逃げられてしまうし、ロングボールや浮いたボールの処理でも一つ間違えばやられてしまいかねない。今日はタフな試合になると試合前から言っていたが、そのなかでよくやってくれた。少ないチャンスを生かしたところはあるが、最後はかなり集中できました。ちょっと少しケガ人が増えてきたので、ここからまさに総力戦になってくる」
ついにプレーオフ圏に入り、自動昇格圏を捉えてきた。6月は白星スタート。ここから松本の”熱い”季節が訪れる。
文:サカノワ編集グループ