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まだまだ続くJリーグ監督人事で「玉突き」。布啓一郎氏が松本、木山隆之氏が仙台に就任へ

反町康治監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

J1でもまだ未定のクラブが多く…。反町康治氏、風間八宏氏、渡邉晋氏らがフリー。

 J2リーグのモンテディオ山形は12月11日、木山隆之監督の退任を発表した。また、来季J3からJ2への昇格を決めたザスパクサツ群馬の布啓一郎監督も同日契約満了に伴い、クラブを去ることが決まった。

 木山氏はベガルタ仙台、布氏は松本山雅FCで、2020シーズンの監督に就任することが濃厚となっている。

 木山氏は2017年から山形を率いて、今季は6位でJ1参入プレーオフに勝ち進んだが、2回戦で徳島ヴォルティスに敗れた。木山氏は次のようにクラブを通じてコメントを残した。

「モンテディオ山形のファン・サポーターの皆様、いつも応援ありがとうございます。

 このチームを率いて3年目の今年、私自身、『必ず昇格する』という気持ちで、全身全霊取り組んでまいりました。結果、プレーオフには進出できましたが、 J1に昇格することができませんでした。残念な結果となってしまいましたが、選手達はこの経験を糧に、さらに進化し、J1に昇格してくれると信じています。

 ファン・サポーターの皆さんは、暑い日も寒い日も、どんなに遠い場所でも、私達に大きな声援を送ってくださいました。ベンチから見た、青と白の皆さんの姿は忘れません。私はチームを離れますが、これからもモンテディオ山形へのご声援をよろしくお願いいたします。

 3年間、本当にありがとうございました」

 一方、布氏も群馬を通じて、次のようにコメントしている。

「昨シーズン、J2復帰への監督という大任を私に任せて頂きました。しかし1年目は目標達成に失敗し、本来なら 監督としての責任を負わなければならないところ、2年目の挑戦を再び私に任せて頂いたクラブに対しては大変感謝しております。

 そして、今シーズンはスタートでつまずき苦しい時期もありましたが、大きなサポートをして頂いたスポンサ ーの皆様、ホームでもアウェイでも常に変わらぬ声援をして頂いたサポーターの皆様の力を背に、チームが一丸となってJ2復帰を達成する事ができました。

 しかし、このことは一人の力で達成できるものではなく、このクラブに関わっている全ての方々の、熱い思いが共鳴して成し得たことだと考えています。

 ザスパは潜在能力のあるクラブです。そしてこれ からのクラブでもあります。私はクラブを離れますが、来シーズンのザスパは必ず大きく躍動して行くことと信じています。 そして、このクラブに関わらせて頂いた事を誇りに思います。2年間本当に有難うございました」

 逆に今度は山形、群馬の監督が白紙に。また、J1でも監督人事が決定していないクラブがまだ見られる。

 松本を退任した反町康治氏、名古屋を退任したあとフリーになっている風間八宏氏、そして仙台を率いた渡邉晋氏ら、実績を残してきた有力な人材が残っている。大岩剛監督の今季限りでの退任を発表した鹿島アントラーズは外国籍監督の招へいを視野に入れているという。

 今週から来週にかけて、さらにまだ大きな動きがありそうだ。

関連記事:【松本】反町監督が辞任。湘南戦後のラストメッセージ「胸を張っていい」「まだ発展途上のクラブ」

[文:サカノワ編集グループ]

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