【C大阪】移籍後初得点の都倉が咆哮!「チームとしても個人としても後がなかった」
セレッソ大阪の都倉賢。(C)SAKANOWA
この2週間、ひたすらシュート練習をしてきました。
[J1 6節] 仙台 0-2 C大阪/2019年3月30日/ユアテックスタジアム仙台
今季北海道コンサドーレ札幌からセレッソ大阪に完全移籍で加入したFW都倉賢が、新天地でのリーグ初ゴールを突き刺した。これが決勝点となって、チームは開幕の1節・ヴィッセル神戸戦(スコアは〇1-0)以来となる勝点3を獲得した。通算2勝3敗の勝点6。一方、仙台は1分4敗といまだ勝ち星なし。
チーム全体の狙いと意図が合致した価値あるゴールだった。35分、ピッチを広く使ったパス回しから、右サイドで一気にスピードを上げて縦に展開。最後は松田陸のマイナスのクロスに桜の背番号9が走り込んで合わせ、豪快にゴールネットを揺らした。
さらに72分にも田中亜土夢のゴールが決まり、C大阪がアウェーで2-0で快勝を収めた。
都倉は試合後のフラッシュインタビューで次のように喜びを語った。
「チームとしても、個人としても、あとがないという強い気持ちで臨みました。2週間空いたなかで準備してきたことを90分間、みんなでしっかり体現できた結果だと思います」
そのようにこの試合に懸ける想いを語り、続いてゴールシーンを振り返った。
「前節の浦和戦(スコアは●1-2)も自分が決めていれば勝っていたので、責任感を持って、本当にこの2週間、ひたすらシュート練習をしてきました。(松田)陸が素晴らしいボールを入れてくれたので、あとは決めるだけでした」
何より、このゴールとともに試合についても、「内容と結果が伴った」ことに価値を見出していた。
「手応えは日に日に増していたので、やはり結果が一番欲しかったので、今日は内容と結果が伴って、しかもアウェーで勝てたことは、チームにとって素晴らしい経験になったと思います」
まさに桜の季節到来となるか――。セレッソ大阪が春の反攻へ、貴重な勝点3を掴んだ。
文:サカノワ編集グループ