【C大阪】悲しい結末、MF乾貴士と契約解除「一度セレッソとの関係をリセット」、現役続行を希望。森島社長「チーム合流に向け話し合いを重ねてきたが…」
乾貴士。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
クラブの規律違反で4月から謹慎処分。
J1リーグのセレッソ大阪は6月9日、4月にクラブの規律違反を起こして謹慎処分を受けていたMF乾貴士と双方合意のもと同日付けで契約を解除したと発表した。
乾はクラブを通じてコメントを発表。「ファン・サポーターの皆さん、突然のニュースで驚かせて申し訳ありません。今日に至るまで色々なことを考えてきましたが、一度セレッソとの関係をリセットすることがお互いにとっての良い選択という結論になりました」として、次のように謹慎期間の心境を語る。
「当初の自分の行動で、皆さんにご迷惑をおかけした点については反省していますし、関係する方々に謝罪もさせていただきました。クラブからの処分の間にも様々な意見・反応をいただく中で、なかなか練習に復帰できる状況が整わない日々が続いてしまいました。
この期間いろいろなことを考えましたが、大好きなサッカーを続けていくために、今日の結論に至りました」
そのようにロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表にも選ばれた34歳のミッドフィルダーは、現役続行を希望している。今後はフリートランスファーの身となる。
「ファン・サポーターの皆さん、これまでともに戦った選手・スタッフ、セレッソに関わる全ての人たちには感謝の思いでいっぱいです。僕はセレッソ大阪の選手ではなくなりますが、セレッソの選手としてこれまで全力でプレーしてきました。これからもセレッソ大阪を応援しています、これまでありがとうございました」
一方、森島寛晃社長は次のように経緯を報告している。
「いつもセレッソ大阪を応援いただきありがとうごいます。セレッソ大阪は乾貴士選手を双方合意のもと、本日6月9日付で契約解除することとなりました。乾選手のチーム合流に向け、これまで話し合いを重ねてまいりましたが、このような結果となり残念に思います。乾選手は2008年に期限付き移籍でセレッソ大阪の選手となって以来、今日に至るまで多大なる貢献をセレッソにもたらしてくれました。
契約解除とはなりましたが、乾選手には感謝の思いでいっぱいです。今後の乾選手の活躍を心から願っております。 最後に、ファン・サポーター、および関係者の皆様より、本件について多くのご意見を頂戴いたしました。ご心配をおかけしましたことを深くお詫びいたします」
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