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長崎が元ブラジル代表ジョーを獲得!?名古屋と金銭問題も、カリーレ新監督とブラジル制覇

名古屋でのジョー。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ブラジルのラジオ取材で同席。2017年に18ゴールを決めて、ブラジル・セリエA優勝。

 J2リーグのV・ファーレン長崎が、かつて名古屋グランパスで活躍した元ブラジル代表FWジョー(Jô)の獲得を検討か!?

 ブラジルメディア『グローボ』が6月13日、コリンチャンスを解雇されたジョーについて、長崎の新監督に就任したブラジル人のファビオ・カリーレ新監督がクラブに推薦していると報じた。

 このほど負傷離脱していたジョーだが、治療のあと、コリンチャンスの試合中に友人の誕生日パーティーに参加。サンバを踊る様子を映した動画がインターネットに流出した。するとたちまち炎上し、35歳のストライカーはクラブ理事会との話し合いの末、退団が決定した。

 ブラジル代表20試合・5得点を記録しているFWで、2020年夏までは名古屋に在籍して2018年に得点王に輝くなど活躍した。

 しかし、2020年1月のキャンプに参加せず、リハビリ期間中にブラジルへ帰国。するとまさかの古巣コリンチャンスとの契約を発表したのだ。名古屋はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えるなど揉めて、結局、ジョーサイドに3億5000万円の支払いが命じられた(ジョーサイドはブラジル帰国には問題があったが、契約自体は認められるべきだと主張した)。

 ジョーはコリンチャンスに復帰したあと、リーグ戦では2020年6得点、2021年5得点とふるわず。またプライベートでは浮気が世間に知られ、一時、家出をして失踪した時期もあった。

 そして今回のサンバ事件――。ジョーはラジオでコリンチャンスのために全力を尽くしてきたと強調し、「なぜインターネット警察にこうして虐殺されなければいけないのだ。私は誰一人として命を奪ったりしていない」と訴えたそうだ。

 そして『グローボ』によると、そのラジオ取材の際に同席したのが長崎のカリーユ新監督だったそうだ。するとV・ファーレンの新指揮官は「アジアのクラブに、このセンターフォワードの名前を提案している」ことを打ち明けたという。

 二人はコリンチャンス時代の監督と選手。2017年にはジョーが18ゴールを決めてブラジル・セリエA(1部リーグ)優勝を果たしている。

 とはいえ現在すでに35歳でケガがちというのは不安材料である。もちろんジョーが日本で復活への意地を見せる覚悟を固めているのであれば、期待したいところだが……。

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