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神戸の三木谷会長、1日経っても怒り収まらず「今回は、徹底的にやらせてもらう」。柏戦のVARを経てのPK判定、「誤審は誤審」と主張

三木谷浩史氏。(Photo by Chris McGrath/Getty Images for Rakuten)

1-3逆転負けで最下位のまま。Jリーグへの抗議の意向を示したあと、1日経って再びツイート連投。

[J1 17節] 柏 3-1 神戸/2022年6月18日19:03/三協フロンテア柏スタジアム

 J1リーグ17節、ヴィッセル神戸が柏レイソルに橋本拳人のゴールで先制しながらも3失点を喫し、1-3で逆転負けを喫した。

 物議を醸したのが1-1で迎えた41分のシーンだ。神戸ゴール前、柏のFW戸嶋祥郎が神戸の菊池流帆からチャージを受け、最初は直接FKが柏に与えられた。菊池にイエローカードを提示した主審は、そのあとVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入を経て、ペナルティエリア内でファウルがあったと確認。PKを宣告した。そしてこのキックをマテウス・サヴィオが決める。さらに後半、武藤雄樹のボレー弾も決まり、神戸は1-3で敗れた。

 この試合直後、この判定に神戸の三木谷浩史会長がツイッター(@hmikitani)で不満を爆発。「あれがファール。。。」「いくらなんでも酷すぎると思う」「J Leagueに抗議文を提出します。VAR を見て、どうしてこの判断になるのか、意味が不明だ」と、Jリーグに抗議する意向を示した。

 そして1日経った19日夜、三木谷氏が再びツイート。いろいろな意見が寄せられたなか、徹底抗戦の姿勢を示した。

「結局、日本は審判批判はいけないという風土があるが、俺はそれは違うと思う。人間だから、ミスもあるだろう。うちに有利に働いたこともあるだろう。ただ、それに物申すなということが日本の審判のクオリティが進化しない原因だ。今回は、徹底的にやらせてもらう」

「そして空振った足の踵がボールに先にあたっているようにしか、俺には見えない。違うなら映像を見せてほしい」

「マッチコミッショナーにもし別の映像があるなら見せてくれと言ったら、それはあるけど、見せられないと言われた。俺にはそれも理解不可能だ。誤審は誤審で仕方ない。我々の主張が間違えているなら、その映像を見せてほしい。そしてそれがJリーグの基準ならそれを審判委員会で徹底してほしい」

 その後、楽天グループの株価にも話が発展している。

 VARさらにOFR(オン・フィールド・レビュー)を経ての決定に、こうして抗議する例は過去になかったと言える。

 ただ実際、VTRで見ると、菊池流帆は足裏を見せて相手選手に向かっていて(相手に触れそうになった時点で足を引いているようにも見えるが……)、見方によってはファウルを取られても仕方ないとも言えたかもしれない。また主審も非常にいい位置でこのシーンをチェックしている。

 三木谷会長は「誤審」と決めつけ、やや感情的になっているようでもある。もちろん、それもまたサッカーの大事な一面だが、果たして、どのような決着を迎えるのか!?

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