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経営ピンチ…JFL神楽しまね、全員の給与未払い「現在大変厳しい状況」

(C)SAKANOWA

7月25日分の支払い、間に合わず。

 JFL(日本フットボールリーグ)のFC神楽しまね(今季、松江シティFCから名称変更)が7月25日分の全選手・スタッフの給与未払いであることが発覚した。クラブは公式サイトでその事実を認め、1日も早い脱却に取り組んでいるものの「現在大変厳しい状況」ということだ。

 同日に地元の複数メディアが、7月25日に支払われるべき選手32人、スタッフ18人の給与が未払いであると報じた。クラブによると、コロナ禍の影響で入場者数が大幅に減少するなど資金繰りが悪化。累積赤字が嵩んでいるという。

 クラブは公式サイトで、次のように報告している。

「いつもFC神楽しまねを応援していただき、誠にありがとうございます。

 この度の給与未払いの報道に際しまして、関係者の皆さまには、大変ご迷惑、ご心配をお掛けいたしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。本来、7月25日に支払うべき給与が、選手・スタッフ・社員全員に対して未払いの状態でございます。

 代表(宮瀧譲治社長)として、この様な経営状態に陥っていること深く反省いたしております。現在、一日でも早くこの状態から脱却できるよう、社を挙げて、業務改善に取り組んでおります。

 現在大変厳しい状況ではございますが、応援して下さる方々と弊社が一丸となり今シーズンを乗り越えていきたいと思っております。引き続き、ご支援、ご協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます」

 チームは現在JFL4勝4分9敗の勝点16で16チーム中14位。

 松江シティとして戦った昨季はチーム歴代最高のJFL5位に入っている。ガイナーレ鳥取初のJリーグ昇格に主力として貢献し、その後、松江シティの躍進に貢献した実信憲明氏が監督を務めている。

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