【浦和】「ゲンキ、ゲンキ!」リカルド監督が復帰、川崎戦ベンチ入りへ「勝利できると全員で確信を持って戦う」
復帰した浦和のリカルド・ロドリゲス監督。(C)SAKANOWA
リンセンの負傷にも言及。
[J1 23節] 浦和 – 川崎/2022年7月30日19:00/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズは7月29日、新型コロナウイルス感染症で療養していたリカルド・ロドリゲス監督がプロトコルに従った検査のもと陰性が確認されたことで同日のトレーニングからチームに合流したと発表した。翌30日の川崎フロンターレ戦からベンチ入りし指揮を執る。
リカルド・ロドリゲス監督は29日にオンラインによる公式記者会見に臨み、体調を問われると「ゲンキ、ゲンキ。ありがとう!」と笑顔を見せた。
「トレーニング内容を決めるミーティングは毎日リモートで行ってきました。送られてきた練習の映像を見たうえで、互いに印象を共有し、常にコンタクトをとってきました。パリ・サンジェルマン戦も選手それぞれが45分間プレーし、どのようなやり方をするのかも話し合っていたので、そこはコーチに任せていました。コーチ陣は非常にいい仕事をしてくれました。彼(小幡直嗣コーチ)とは6年間一緒にして信頼していますし、私のアイデアをとてもよく分かってくれています。こうした形ではありましたが、彼が指揮を執る機会があったことも良かったと思っています」
一方、キャスパー・ユンカーが復帰戦間もなく負傷したのに続き、パリSG戦では実戦デビューしたブライアン・リンセンも負傷交代を余儀なくされた。
「心配している点です。どのように避けられるかは考えなければいけません。(リンセンについて)パリSG戦はプレシーズンマッチのイメージで、約30分間のプレーを考えて投入しましたが、ずっと到着を待っていた選手が離脱することになってしまいました。練習でも非常にいい印象を残し、この試合の短い時間でも2、3回とても興味深いプレーを見せていました。彼の合流ができるだけ早いことを祈っています」
そして30日はリーグ連覇中の川崎をホームで迎え撃つ(3月2日のアウェーでの対戦は1-2で敗れている)。今回の対戦では、日本代表に選出された山根視来の欠場が見込まれる。また、川崎は29日、トップチーム関係者に新型コロナウイルス感染症で5人の陽性者が出て、さらに一人が濃厚接触者疑いで隔離したと発表している。
ただ指揮官は、あくまでも“川崎は川崎”と警戒する。
「(試合前日練習は)暑さもあり短めにしましたが、今日の練習は非常にいい動きを見せていました。ここでセーブしたエネルギーを試合で発揮してもらえればと思います。全員で確信を持ったプレーができれば勝利できます。一人ひとりが決意を持ち、やれることをしっかりできれば、勝点3を獲得できるはずです」
指揮官はそのように勝利へのこだわりを口にする。
「(川崎について)欠場者がいたとしても、チームとしてのポテンシャルは高いです。自分たちのやるべきことに集中し、ウィークポイントがあれば改善しなければいけません。フロンターレは戦えるチームです。自分たちの仕事をきっちりこなしたいです。(重要なのは)勝てると確信を持って戦うことです」
また、パリSG、川崎戦と続くことから、このタームでは、守備面に比重を置いて練習に取り組んできたそうだ。スーパーカップを含めると川崎とは今季1勝1敗。ルヴァンカップで対戦する可能性も残すが、まずこのリーグ戦のホームゲームで、今季これまでの進化の証を、サポーターの前で示したい。
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