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メッシの来夏バルセロナ復帰へ「財政問題」クリア!フリーエージェントであればOK

リオネル・メッシ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

パリSGとは今季末で契約満了だが――。

 フランス1部パリ・サンジェルマンに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(Lionel Messi)は今シーズン末で契約満了を迎える。そこで古巣であるスペイン1部FCバルセロナがメッシ復帰を希望していると言われる。そうしたなかバルセロナのエドゥアルド・ロメウ副会長が9月28日、メッシを失うことになった財政面について、問題はクリアされたと注目発言をした。

『ESPN』によると、ロメウ副会長はカタルーニャラジオでメッシ復帰について、「戻ってくるならばフリーエージェントになるので、財政面は問題ないだろう」と語ったという。

 バルサは昨年、ラ・リーガの定めるサラリーキャップの制限にかかるため、“契約延長合意”に達しながらメッシを放出せざるを得なくなった。そのサラリーキャップの改善により、バルセロナはメッシを受け入れられるだけの状況にはなった。

 しかし、実際に獲得に動くかどうかは「監督やスタッフ、選手が決めること」と、あくまでもチャビ監督の意向が優先されると強調している。また、決してクラブの財政面もまだ完全に健全化されたわけではない。

 同副会長は「まだ緊縮財政が必要で、やるべきことはたくさんある。バルサは5年以内に健全化すると予測している(それを条件に委任を受けた)。2024-25シーズンには、その水準に達しているだろう」と現実を直視する。

 一方、ジョアン・ラポルタ会長は就任直後にメッシが涙を浮かべて退団せざるを得なかった“別れ”を悔いていて、バルサに戻っての「美しい終わり」をメッシに用意する責任があるとも言っている。

 メッシ自身はまずアルゼンチン代表として臨むカタール・ワールドカップ(W杯)に集中し、パリSGでのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇の野望にも燃えている。メッシ自身の意向も重要で、一方でバルサも変革期を迎えており、この話題はこれからますます関心を集めそうだ。

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