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“香川真司Ⅱ世”と評価、鳥栖MF福井太智がバイエルンに移籍決定

史上3番目、16歳の若さでルヴァンカップでのデビューを果たした鳥栖の福井太智(43番)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

セカンドチームに選手登録。今季はルヴァンカップ3試合に出場。

 J1リーグのサガン鳥栖は9月28日、MF福井太智(FUKUI Taichi)が2023年1月にドイツ・ブンデスリーガ 1 部のFCバイエルン・ミュンヘンへ完全移籍することが決定したと発表した。ドイツ4部、地域リーグに所属するセカンドチームに登録される。

 福井は2004年7月15日生まれ、神奈川県出身、18歳。172センチ・67キロ。これまでのキャリアは、久里浜FC ― サガン鳥栖U-12 ― サガン鳥栖U-15 ― サガン鳥栖U-18。

 福井は次のようにコメントしている。

「FCバイエルン・ミュンヘンに移籍することになりました。Jリーグで実績のない僕がセカンドとはいえ、いきなりドイツ王者に移籍して結果を出せるのか、慣れない環境で一人で闘っていけるのか、Jリーグでもっと試合に出れるように力をつけてからでも良いのではないか、本当に最後の最後まで悩みました。

 プロにさせてもらったサガン鳥栖でタイトル獲得に貢献しますと宣言したばかりなのにこのような決断を下したのは、U-19日本代表で世界を体感し『このままではだめだ、世界から置いていかれる』と強く感じたことが全てでした。

 決してサガン鳥栖やJリーグでは成長しないということではなくサガン鳥栖しか知らない僕が子どものころからの夢であるW杯で優勝するために現状に甘んじることなくさらに成長するための決断です。

 まだまだ未熟者の僕ですが小学生の頃から10年間ここまで育ててくれたサガン鳥栖にはとても感謝しています。新たな環境で成長し恩返しできるよう努力します。

 そして今よりさらに成長した姿をサガン鳥栖や日本のファン・サポーターの皆様に見てもらい日本をW杯で優勝させ、いずれはサガン鳥栖で自分が中心となりタイトル獲得に貢献します。 チームは変わってもサガン鳥栖は自分自身の心の中にあります。

 これから先もずっと、僕は変わらずサガン鳥栖が大好きです。強い覚悟を持って移籍します。シーズンも残りわずかですが、サガン鳥栖でのプレーを悔いのないものにしますのでこれまで以上の応援をよろしくお願いします!」

 昨季はリーグ4試合など公式戦11試合、今季はルヴァンカップ3試合に出場している。現地ではセレッソ大阪からボルシア・ドルトムントに加入して1年目から大ブレイクした「香川真司を彷彿させる」と期待されている。

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