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FW加藤拓己が育成型期限付き移籍終了、相模原から清水へ復帰「長いリハビリ生活になりますが、どうか心の隅で応援してくださると私の励みになります」

加藤拓己。(C)SHIMIZU S-PULSE

左前十字、再建した靭帯を再断裂。

 J1リーグの清水エスパルスは10月6日、J3リーグのSC相模原に育成型期限付き移籍していたFW加藤拓己(KATO Takumi)が、両クラブ・選手合意のうえ、10月11日付けで移籍期間の契約を解除し、清水に復帰することが決定したと発表した。登録期間外のため、2022シーズン中の清水への選手追加登録は行われない。

 加藤は1999年7月16日生まれ、茨城県出身、180センチ・82キロ。相模原は同日、左前十字靭帯断裂(再建した靭帯の再断裂)で、全治未定と発表していた。今後、治療に専念する。

 これまでのキャリアは、龍ケ崎ペレグリンジュニアFC ― 鹿島アントラーズつくばジュニア ― 鹿島アントラーズつくばジュニアユース ― 山梨学院高校 ― 早稲田大学 ― 清水エスパルス ― SC相模原(2022.5月※期限付き) 。

 U-16・U-17・U-18・U-19日本代表、関東B・北信越選抜に選出歴あり。今季J3リーグ10試合・4得点。

 加藤は相模原を通じて、次のようにコメントしている。

「サガミスタならびにSC相模原に関わる全ての皆様へ。この度清水エスパルスに復帰する運びとなりました。

 気がつけば初めてナビに『相模原』の文字を入力してから早4か月が経ちました。今日を迎えるのが寂しくて、こんなにも早く皆様にお別れの挨拶をしなければいけないとは思いませんでした。

 4か月前『皆様にとってSC相模原が誇り高きクラブであり続ける為に私の全てをかけて戦う』と誓いました。毎試合この言葉に嘘偽りのない姿を見せられたのかどうか、皆様にとって私の姿がどのように映っていたのか私には分かりません。

 しかし今自分の中で後悔はありません。心の中にある想いは全てSC相模原への『感謝』の気持ちその一つだけです。

 特に薩さん。沢山怒られてあまり褒められることはなかったけれど、プロ選手として人として大切な事を沢山教わりました。中々期待に応えられず納得のいく結果ではなかったけれど、このSC相模原というクラブで薩さんの下でプレーできたことが私の中でとても幸せで刺激的な毎日でした。ありがとうございました。

 また受傷してから今日まで試行錯誤を繰り返して最後まで可能性を信じてくださったトレーナー・強化部の方々。どんな天気でも、どんなに遠く離れた地でも駆けつけて最後まで私達の背中を押して共に戦ってくださったサガミスタの方々。

 こんなにも充実した4か月を経験出来た私は幸せ者です。緑黒のユニフォームを身に纏い戦えたこの日々は私の大切な財産となりました。

 チームを勝たせることができなかったこと。シーズン途中にチームを離脱すること。大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 私は、チームのために戦って負ったこのケガを勲章だと思っています。長いリハビリ生活になりますがどうか心の隅で応援してくださると私の励みになります。

 いつの日かもっと大きな舞台で皆様と再会できる日を信じて私は頑張ります。今日から私もサガミスタの一人です。

 これからのクラブの発展と明るい未来のために陰ながら応援しています。短い間でしたが大変お世話になりました。

 本当にありがとうございました。SC相模原大好きです」

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