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堂安律が引退する藤本淳吾へ「『25番』の憧れ」を明かす

SC相模原の藤本淳吾 (C)SAKANOWA

名古屋時代の小学生だったサポーターが、母親を連れて相模原の試合へ。「17年の長さと短さを実感しました」

 SC相模原でプレーしてきた元サッカー日本代表のMF藤本淳吾(FUJIMOTO Jungo)が12月27日、現役引退すると発表した。

 38歳のレフティはこれまで清水エスパルス、名古屋グランパス、横浜F・マリノス、ガンバ大阪、京都サンガF.C.、相模原に所属し、Jリーグの全カテゴリーでプレー。通算成績はJ1リーグ328試合・54得点、J2リーグ40試合・7得点、J3リーグ49試合・6得点。

 この発表を受けて、G大阪時代のチームメイトであったカタール・ワールドカップ(W杯)日本代表の堂安律が自身のツイッター(@doan_ritsu)を更新し、藤本へ次のように感謝を伝えた。

「淳吾さん現役生活お疲れ様でした! こんな先輩になりたいと思ってフローニンゲンで25番つけたの思い出します。 淳吾さんのセカンドキャリアでの活躍期待しています」

 そのように初めて海を渡ったフローニンゲンでつけた「25番」は、藤本への思いを込めていたと明かした。

 二人の年齢差は、14歳。その“歴史”を物語るように、藤本は次のように17年のキャリアに感謝している。

「私、藤本淳吾はこの度引退する事を決意いたしました。思い返せば、物心がついた時にはもうサッカーをしており、プロになってからは17年が経ちました。

 名古屋グランパスに在籍していた時に応援してくれていた小学生のサポーターが、成長して免許を取り、今年はお母さんを乗せてSC相模原の試合へ応援に来てくれました。その出来事はとても嬉しく、また、17年の長さと短さを実感しました。

 プロ2年目の時に生まれた長男はもう高校生になります。あと3年待てば、もしかしたら一緒に試合ができるのではという期待もありました。ですが『あと3年足りなかった』ではなく、『17年ものあいだ、プロサッカー選手として多くの子供達に影響を与えられたのではないか』と考えるようにしたいと思います。

 良い時もあり、同じように挫折や苦悩の時もありましたが、本当に多くの方々の支えがあったからこそ、ここまで走り続けることが出来ました。多くの声援を送って頂き、本当にありがとうございました。 藤本淳吾」

 人望の厚さには定評があり、多くの選手が慕ってきた。今後の活躍が楽しみだ!

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