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【相模原】藤本淳吾、輝いた黄金の左足。J2初勝利弾をもたらした三浦文丈監督の一言とは?

相模原のJ2初勝利に導き決勝点を決めた藤本淳吾。協力:SC相模原

0-1の84分から投入。CKから同点弾、90+4分に痺れる技あり決勝ゴール!!

[J2 4節] 相模原 2-1 大宮/2021年3月21日/相模原ギオンスタジアム

 SC相模原が大宮アルディージャに2-1の逆転勝利を収め、J2リーグ初勝利を収めた。決勝点を決めたのは、昨年8月に加入した元日本代表のレフティ藤本淳吾だった。試合終了間際の90+4分、ユーリのポストプレーからパスを受けると、巧みなタッチからゴールネットを揺らした。

 0-1で迎えた84分、「足、振ってこいよ!」と三浦文丈監督に背中を押されてピッチに立った。

 猛烈な風上に立つ88分、藤本がその“流れ”を読むキックを放ち、大宮の選手のヘッドがゴールポストを直撃、その跳ね返りを平松宗が押し込んで同点となる。

 さらに攻勢をかける90+4分、ユーリのポストプレーからの落としを受けた藤本が軽やかなタッチでDFのタイミングを外し、一瞬の隙を突き左足でコントロールショット! シュートはゴールネット隅に突き刺さり、これで相模原が2-1に逆転! 藤本の一振りが決勝点になった。

「久しぶりのリーグ戦でのゴールで嬉しかったです。ただ、チームとしての目標を達成するためであれば、自分が(点を)取ろうが、誰が取ろうが、という気持ちのほうが強いです。点を取れていないのは相模原だけと言われていて、ずるずる行かず、まずここで、クラブとして、チームとして求めていた勝点3を取れたのはすごく良かったと思います」

 36歳のレフティはどこかすっきりとした表情で、とはいえ周囲が興奮気味の中で高揚した様子もなく冷静に、そのように振り返った。

「開幕からシュートの本数が少なく、それはフミさん(三浦文丈監督)からも言われていて、ゴールに向かっていくボールを出すようにという指示はありました。1点負けていましたが、1点入れば勢いが出るのかなと思っていました。(1点目のCKは)その前のコーナーからヘディングに合わせた場面も良かったので、風ですごく曲がり、シュウ(平松宗)がしっかり詰めてくれました」

 そして相模原の背番号4は、決勝点についても振り返る。

「僕についていたマークが(ポストプレーをした)ユーリのほうにふらふらと動いたので、間で受けられれば、ペナカドから入れると感じ、いい具合に中に入れて狙っていけました」

 また三浦監督は次のように試合の推移を振り返り、「切り札・藤本」のカードを切った狙いを明かした。

「前半はかなりの強風が吹く風下で、これは我慢だと感じました。そこで1失点でもよしとして、ハーフタイムには、次は風上に立つので『前半嫌なことをされたから、後半は嫌なことをし返そう』と話しました。選手はその意図を汲み、ゴールを脅かすプレーが徐々に増え、セットプレーが取れるようになりました。そこで淳吾に『足、振ってこいよ』と送り出しました」

 まさに満を持しての藤本投入だった。

「1本目のシュートは大きく枠を外れましたが、次は修正してグラウンダーで逆サイドを狙うあたり、流石です。意図を感じてプレーしてくれたのは有難いと思いました。スタジアムで、そしてDAZNで一緒になってサガミスタの皆さんが戦ってくれた結果が、このJ2初勝利になりました。本当にいろんな方に感謝したいです。とはいえ一喜一憂せず、次の金沢に向けて、すぐ準備したいです」

 藤本の黄金の左足が輝きを放ち、相模原のJ2初ゴール、そしてJ2初勝利と、嵐を吹き飛ばす大きな歓喜をもたらした。

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[文:サカノワ編集グループ]

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