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【栃木1-0大宮】エース矢野貴章2戦連発!栃木連勝、首位大宮を撃破。田坂監督が語った“塩田効果”

栃木の田坂和昭監督。(C)SAKANOWA 協力:栃木SC

4連勝でストップ、高木監督は「取られたら、取り返さなければいけなかった」。

[J2 5節] 栃木 1-0 大宮/2020年7月15日/栃木県グリーンスタジアム

 J2リーグ5節、栃木SCが矢野貴章のPKによるゴールを守り切り、首位の大宮アルディージャに1-0の勝利を収めた。栃木は2連勝、大宮は今季初黒星。

 スタジアムの一部に観客動員が認められて初めてグリーンスタジアムで行われた一戦。立ち上がりから両チームともにハードワークを怠らず球際で激しいバトルを展開する。個々のテクニックの光る大宮だが、雨のなかで苦しみ、次第に栃木のパワーを生かした攻撃が脅威を増していく。

 迎えた58分、ゴールキーパーのクリアから明本考浩がゴール前まで持ち込み、相手に倒されてPKを獲得。このキックを矢野が決めて、先制に成功する。

 栃木はその後もハードワークを続ける。最後は90+6分、相手のフリーキックを、昨季までプレーした塩田仁史が飛び出してキャッチして逃げ切ってみせた。栃木は2試合連続の無失点勝利。大宮は4連勝をしていたが、今季初黒星を喫した。

 栃木の田坂和昭監督は試合後のオンラインによる記者会見で次のように語った。

「何よりホームで勝てて嬉しかったです。大宮は洗練されたバランスの取れたチーム。そのチームに対し、狙いを持った攻撃をインフォメーションしたなか、PKを取れて勝てたのは良かった。連戦が続きますが、次もホームなので、この勝利をつなげたい。(観客の声援は)力を与えてくれました。いてくれるだけでリモートマッチとは全然異なり、声は出せずにいても、選手を勇気づけてくれました。最後踏ん張れたのもサポーターの後押しがあったからです」

 また、今季大宮から加入したGK塩田仁史のコーチングについて、「シオが今年加わり、特に具体的な戦術の声を出してくれて、チームのプラスになっています。具体的な指示を出してくれるのは、私たちがベンチから声を出す以上に力になっています」と、その“効果”を高く評価していた。

 一方、敗れた大宮の高木琢也監督は、「最後までゴールを割ることができなかった。やはりこうした試合になってしまったことは反省しなければいけません。一方、ここ最近ゲームに絡めずにいた選手も頑張ってくれました。これから連戦が始まるなか、狙いは持ってくれていました。勝てなかったのは残念です。取られたら、取り返すしかなかった」と悔やみつつも前を向いた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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