×

【柏】大谷秀和が引退、レイソル一筋“26年”。元同僚の鈴木大輔「最高に理想のキャプテン」

柏レイソルの大谷秀和。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

プロ20年戦ってきた秘訣とは?「何か突出した能力があるわけではない自分ですが、とにかく頭で考えて――」

 J1リーグ柏レイソルは10月31日、MF大谷秀和が今季限りで現役を引退すると発表した。11月5日のJ1リーグ34節の湘南ベルマーレ戦(三協フロンテア柏スタジアム)の試合後にセレモニーを実施する。

 プロ生活20年、ジュニア時代から26年間、レイソル一筋のまさにバンディエラだった。大谷はインスタグラム(@hidekazu_7_otani)で、原稿用紙3枚分にあたる約1200字にわたって思いを綴っている。

 そのなかでプロ生活を続けられた秘訣として、「何か突出した能力があるわけではない自分ですが、とにかく頭で考えてチームが何を求めているか、監督がどうして欲しいか、味方をどうすれば助けられるか、相手はどうされたらイヤか。考えることをやめずに相手と駆け引きしてきたからこそ続けてこれたと思っています」と振り返っている。

 また、「試合数などの数字に興味はありませんが、1つのクラブで20年間過ごし、現役生活を終えることができるのは自分にとって誇りです」と、柏で戦い切れたことに胸を張る。今後については、改めて報告するということだ。

 この発表を受けて、多くのチームメイト・元同僚が反応。その中の一人である鈴木大輔(現・ジェフユナイテッド市原・千葉)はツイッター(@4_DAISUKESUZUKI)で、次のように感謝と労いの言葉を送っている。

「その人格とリーダーシップに憧れて積極的すぎるぐらい話しかけて色んなことを教えてもらった。チームが変わっても苦しい時は励ましてくれて。最高に理想のキャプテンでした。寂しいけど次のステージでもリーダーとして活躍する姿が楽しみ。現役生活お疲れ様でした」

 リーグ制覇など3年連続主要タイトル獲得の黄金期も三度のJ2降格も経験するなど酸いも甘いも知る。本田圭佑節でいう「オンリーワンはナンバーワンを目指した先にしかない」という、まさに一人だ。

 大谷秀和にしかできない、このあとのチャレンジを楽しみにしたい。

【注目記事】 
【Jの輪】玉田に育てられた大谷秀和。友達紹介はあの鹿島の天才肌

W杯サッカー日本代表メンバー今日発表。相次ぐ負傷者、田中碧が膝の関節包損傷。デュッセルドルフ発表も「すぐ練習に戻れると楽観」

【J1全クラブ監督人事】浦和リカルド退任決定、京都の曺貴裁氏は続投へ

Ads

Ads