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【浦和】ホーム初戦、スコルジャ監督が好調な柏を警戒。渡邊凌磨と荻原拓也の状態は!? 「焦れずにパスをつなげて、ハイプレスをかけにくい相手」

柏戦に向けて決意を示した浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA

リカルド・ロドリゲス監督との“新旧指揮官対決”、「スタッフやクラブの職員の方々からリカルドさんをたたえる話をよく聞いています」。

[J1 4節] 浦和 – 柏/2025年3月2日15:00/埼玉スタジアム2002

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が2月28日、オンラインによる取材に応じて、3月2日の今季ホーム開幕となる柏レイソル戦に向けて抱負を語った。

 浦和は開幕から2分1敗といまだリーグ未勝利。そして4節、元浦和のリカルド・ロドリゲス監督が就任して、2勝1分と好調な柏を埼スタで迎える。昨季は残留争いをしたが、前線に揃うタレントの特長がより引き出されている。

 スコルジャ監督は次のように柏を分析する。

「(昨季の柏から)まずシステムが変わっています。システムが3-4-2-1になり、ボールを持つと焦れずにつなぐチームになっています。新たなゴールキーパーも落ち着いてビルドアップに加わっていて、相手の動きを見ながらプレーできるタイプです。

 サイドチェンジも得意で、シャドーを上手く生かしていると思います。焦れずにパスをつなげて、ハイプレスをかけにくい相手でもあります。ただもちろん、彼らにも弱点があり、そこを突きながら、柏がやりたいことではなく私たちがやりたいプレーを出せればと思います」

 また、指揮官がリカルド監督と対戦するのはこれが初めてだ。

「実際会うのは今回初めてなので非常に嬉しく思います。彼の浦和で行ってきた仕事にはリスペクトを感じています。スタッフやクラブの職員の方々からリカルドさんをたたえる話をよく聞いていますので、非常にいい仕事をされて、そのように好かれる性格を持たれている方だと思います」

 そのようにリカルド監督への尊敬の念を示し、レッズの”新旧指揮官対決”を心待ちにもしていた。

「このプレシーズンはハードワークをするための準備ができました。それを前面に出したいですし、(開幕の)神戸戦でのパフォーマンスの続きを見せられればと思います。ホームのサポーターの前で決意をもって、試合を支配したいと思います」

 また湘南ベルマーレ戦でメンバー外だった渡邊凌磨と荻原拓也の状態について、「その重要な選手たちが、湘南戦はプレーできませんでした。明日の練習のあと、メディカルスタッフから話を聞いて、起用できるかどうか考えたいと思います」と答えた。

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 クラブの発表によると、チケットは28日12時時点で5万490枚が売れている。さらに一人でも多くの声援を呼び掛け、そのサポーターとともに一つ勝利を掴みたい――。スコルジャ監督は強い決意を示していた。

Posted by 塚越始