【J1入場者数ランキング】浦和が2万3617人で1位、2位FC東京も2万人台、3位に優勝の横浜FM。さらに…
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
コロナ禍3年目、声出し応援によるジレンマも生じる。
J1リーグは11月5日、2022シーズンの全34節を終えた。16位で終えた京都サンガF.C.がJ1参入プレーオフ決勝に回り、13日、ホームでロアッソ熊本と対戦する。ここでは今季J1リーグ各クラブの入場者数ランキングをまとめた。
1位は浦和レッズで1試合平均2万3617人、2位がFC東京で2万2309人。そのあと優勝した横浜F・マリノスの1万9811人。そして4位名古屋グランパス、5位川崎フロンターレ、6位ガンバ大阪、7位鹿島アントラーズと続いた。
コロナ禍3年目のレギュラーシーズンは、ゴール裏など一部で声出し応援が認められ、ようやくスタジアムに歓声が戻った。一方、「声出しゾーン」は観客数を50パーセントに制限されるため、多くの試合でホーム側の同ゾーンのチケットが完売に。とりわけ小規模なスタジアムでは、それが経営面に打撃を与えるため、勝利への士気とクラブ収益のどちらかを選ばなければいけない“究極の選択”だというクラブ側の声も聞かれた。
今季はリーグとクラブが組んで無料による来場キャンペーンなども打って出たが、平均2万人以上は2クラブのみに。優勝とともに残留争いが熾烈を極め、シーズン終盤に盛り上がりを見せた点は来季へのプラス面に挙げられる。一方、生活習慣が大幅に変わった夏場の集客は、コロナの7波と重なったこともあるが苦戦を強いられた。
また相次いで若く有望な選手が欧州移籍してしまい、Jリーグを普段見ない人が頭にパッと顔が浮かぶ選手が限られ、魅力的な「タレント」が出てくること(来日すること)も人気回復の鍵になりそうだ。
J1リーグ各クラブの2022シーズン、観客数のランキングは次の通り。
◆J1 2022年 ホーム入場者数ランキング◆
※開催17試合
順位 チーム 総動員数 1試合平均人数
1 浦和 401,489 23,617
2 FC東京 379,256 22,309
3 横浜FM 336,782 19,811
4 名古屋 319,818 18,813
5 川崎 304,971 17,939
6 G大阪 300,372 17,669
7 鹿島 274,729 16,161
8 神戸 264,725 15,572
9 清水 259,165 15,245
10 札幌 207,654 12,215
11 京都 198,769 11,692
12 C大阪 194,260 11,427
13 広島 178,388 10,493
14 磐田 169,015 9,942
15 鳥栖 159,087 9,358
16 柏 157,497 9,265
17 湘南 156,879 9,228
18 福岡 121,545 7,150
― 合計 4,384,401 14,328
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