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【鹿島5-3横浜FM】壮絶撃ち合い!土居聖真ハットトリック、マリノス4枚替えから怒涛の逆襲

鹿島の土居聖真。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

GKのミスからバランスが崩れて――。

[J1 14節] 鹿島 5-3 横浜FM/2021年5月15日/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ14節、鹿島アントラーズが土居聖真のハットトリック、荒木遼太郎、上田綺世のいずれもチーム最多となる今季5点目となる一撃で、横浜F・マリノス戦に5-3の逆転勝利を収めた。横浜FMはオナイウ阿道が理想的な形で先制に成功。しかしGK高丘陽平のキャッチミスから失点を喫し、そのあとより前掛かりに攻めたものの、背後にできたスペースを攻略されてしまった。

 開始25分、前田大然が中央でボールを収めて右へ展開。マルコス・ジュニオールとワンツーで打開したエウベルのクロスをオナイウが渾身のダイビングヘッドで叩き込み、横浜FMが先制する。

 しかし40分、GK高丘がボールを後逸するミスから詰められ、土居がシュートをねじ込みホームチームが同点とする。さらに鹿島のナンバー8は46分にカウンター、そして53分にPKを決めてハットトリックを達成! 55分には荒木も決めて4-1と一気にリードを広げる。

 しかし横浜FMは決して諦めない。58分に天野純、レオ・セアラ、渡辺皓太、小池龍太と4枚替えを敢行。そこから怒涛の逆襲を見せて、74分、オナイウのこの日2点目で2点差とする。

 あと1点決まれば分からない。そんな雰囲気に包まれたなか、しかし77分、途中出場の上田綺世がGKのミスを突き、チーム5点目をねじ込む。

 それでもその後も球際の激しい攻防が続き、天野純がヘディングのゴールでさらに1点を返したが、鹿島が5-3で壮絶な撃ち合いを制した。

 プロ初のハットトリックを達成した土居は試合後のフラッシュインタビューで、「2点目は白崎選手が素晴らしいアシストをしてくれて、3点目は松村選手がPKを取ってくれて決められました。チームとしての5得点だったと思います。(ハットトリックについて)生涯することはないと思っていたので(照笑)、ファン・サポーター、家族、支えてくれた方々、チームメイト、スタッフに感謝したいと思います」と語った。

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[文:サカノワ編集グループ]

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