【浦和】ACL決勝会場問題、国立開催も。埼スタ2/26断念、AFCと日程変更へ交渉
ACL準決勝で勝利を収めサポーターとともに歓喜する浦和の選手たち。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
現状では2/19に時差のある中東で第1戦。スコルツァ監督就任決定、準備に向かううえでも、そろそろ最終決定を下すタイミングに。
J1リーグ浦和レッズは11月10日、2023年2月26日に開催予定のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦の会場問題について、その日程での埼玉スタジアムでの開催が不可能になったと公式サイトで発表した。クラブは日本サッカー協会(JFA)とJリーグと協力し、AFC(アジアサッカー連盟)と日程変更について交渉するという。一方、日程変更ができない場合、座席数4万人以上のスタジアムで開催する。
浦和のホームスタジアムである埼玉スタジアムの「芝改修工事」は1年延期されて、今月から着工予定。埼スタでの開催実現へ「58430筆」の署名が寄せられ、埼玉県に提出された。
しかし工期変更した場合、10億円以上の費用がかかり、しかも早くても2年先まで工事はできないという状況に。浦和は「その実現は経営的に不可能であると判断」して、工期変更を断念した。
今後は日程変更の要望書を提出しているAFCと、JFAとJリーグの協力を得ながら交渉していく。一方、日程変更が叶わない場合は、「ACL規約(座席数40,000席以上、照明2000LUX等)」のスタジアムで開催されることになる。
ゲストチームのアクセスも考慮すると、国立競技場、日産スタジアムが候補に浮上する。マシエイ・スコルツァ監督の就任が決定し、新シーズンの準備に向かううえでも、そろそろ最終決定を下さなければいけないタイミングでもある。現状では2月19日に時差のある中東での決勝・第1戦が組まれている。
クラブは「皆さまのおもいがピッチ、そして選手たちに届く、浦和らしい世界に誇れるサポート環境を整えるべく準備を進めてまいります」と、理解と協力を呼び掛けている。
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