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【FC琉球】まさか…上里一将が契約満了。宮古島出身初のJリーガー、樋口体制下ではキャプテンとして躍進、その後の路線変更と紆余曲折の荒波に呑まれる

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FC琉球上里一将

サカノワスタッフ

琉球の上里一将(2020年3月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「正直まだ何も心の整理ができていない」。引退決断の上原慎也に続き、地元出身の重要なタレントが去ることに。

 来季J3リーグ降格の決まったFC琉球は11月18日、MF上里一将(UESATO Kazumasa)が契約満了を迎えたと発表した。

 36歳の上里は宮古島初のJリーガーとして、これまでプロキャリア19年を積み重ねてきた。琉球が最も好成績を収めた樋口靖洋元監督の時代にはキャプテンを務め、小泉佳穂、富所悠、小野伸二らと中盤を形成。徹底的にパスサッカーにこだわる特徴的なスタイルで、チームの飛躍の原動力の一人となった。

 しかし樋口元監督の突然の解任後、プレッシングも取り入れたスタイルへの変更と模索、監督の相次ぐ交代、しかし成績は低迷……。その荒波に呑まれて出場機会を減らした。

 J3に降格したことで、再び上里の力が必要とされるかと思われたが――。クラブは非情にも契約更新しない方針を固め、先日の上原慎也の引退に続き、地元出身である重要なタレントが去ることになった。

 上里はクラブを通じて、次のようにコメントしている。

「今シーズンをもってFC琉球を契約満了となりました。正直まだ何も心の整理ができていないのが現状です。ただ沖縄県出身選手として、沖縄のファン・サポーターの皆様、いつでも支えて下さったパートナー・関係者の皆様、そして未来を担う子供たちの前で、沖縄のために全力でプレーする姿を見せれたのは幸せでしたし、感謝しかありません。

 まだ今後については決まっていませんが、決まり次第ご報告させていただきます。 まずは11月19日の首里城再建支援チャリティマッチで皆さんの前でプレーできること、お会いできることを楽しみにしています」

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