【松本】名波浩監督の退任発表「これだけ多くの方に支えられるクラブは日本でここだけ」
名波浩監督（2019年撮影）。写真：上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
昨季途中から率いて降格、１年でのJ2復帰はならず――。
J3リーグの松本山雅FCは11月22日、名波浩監督との契約満了に伴い、来季の契約を結ばないことが決まったと発表した。
昨季J2で低迷していたチームを途中から率いたものの一歩及ばずJ3に降格。そして１年でのJ2復帰を目指したものの２位の藤枝MYFCとは１ポイント差の４位で終えて、２年連続でクラブの目標を叶えられなかった。
名波浩監督はクラブを通じて、次のようにコメントしている。
「このたび、契約満了に伴い、松本山雅FCを離れることになりました。選手・チームを成長させ、目標であるJ2昇格を達成するために、日々全力で挑んで参りましたが、結果が伴わずに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
最後まで私を信じて共に戦ってくれた選手・チームスタッフはもちろん、どんな時にもポジティブに応援してくださったファン・サポーターの皆様。ホームゲームでは運営を支えてくださったチームバモスの皆様。物心共々支えてくださったスポンサー、ホームタウンの皆様をはじめ、関係する全ての方に感謝申し上げます。
これだけ多くの方に支えられるクラブは日本でここだけだと思います。私にとっても特別なクラブになりました、松本山雅FCの未来が輝かしいものであることを願っています」
2019年にはJ1のステージに立っていたが、このコロナ禍の３年でJ3へ――。今季はJ2で戦った戦力が残っていたが、来季は編成も厳しさを増しそうである。まずはJ2復帰へ――新体制の発表が待たれる。
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