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藤枝が初J2昇格! 松本は勝点1差の4位で涙。名波監督「いろんなことがあったシーズンでしたが、誰一人心が折れず、一致団結してやってくれた」

名波浩監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「決してこのクラブを見捨てることなく――」、変わらぬサポートを呼び掛ける。

[J3 30節] 松本 1-0 相模原/2022年11月20日14:00/サンプロ アルウィン

 J3リーグは11月20日の最終節、藤枝MYFCがアウェーでAC長野パルセイロとスコアレスで引き分けて、すでに最終節を前に得失点差で確実にしていた2位でフィニッシュし、首位のいわきFCとともに来季初のJ2昇格を決めた。

 一方、1年でのJ2復帰を目指した松本山雅はホームでSC相模原に1-0で勝利を収めて4位でフィニッシュ。2位の藤枝とわずか1ポイント差で涙を飲んだ

 試合後のセレモニーで名波浩監督は、「2年連続でクラブの目標である残留や昇格に、最終節を待たずに終演、または数字的に難しい状況を作ってしまい、本当に申し訳ありませんでした」と切り出し、スタジアムの両ゴール裏、メイン、バックスタンド、それぞれに頭を下げて謝罪して、次のように続けた。

「(田中)隼磨の引退発表を受けて、もちろん昇格を決めて、笑ってこの最終節を迎える予定でしたが、残念ながらそう簡単にはいきませんでした」

 2連勝で迎えたホーム開幕の鹿児島ユナイテッド戦を1-2で落としたところから一度歯車が噛み合わなくなった。そう振り返り、鹿児島とテゲバジャーロ宮崎の南九州勢に4試合で勝点1しか奪えなかったことを今季の“敗因”の一つに挙げた。

 一方、指揮官は昨季とは異なる前向きな姿勢を選手、スタッフが見せて、練習から取り組んだ点を評価。そのなかで、19歳のFW横山歩夢の年代別の日本代表選出など台頭していった。

「いろんなことがあったシーズンでしたが、誰一人心が折れず、一致団結してやってくれたこの姿は、素晴らしいものだったと思います」

 松本を率いて2シーズン、名波監督はサポーター、ボランティア、スポンサーに感謝を伝え、「来シーズン以降、このクラブに輝かしい未来が、来ることを願っています。決してこのクラブを見捨てることなく、来シーズン以降も選手たちの背中を、クラブの応援を、していってほしいと思います」と、サポートを呼び掛けた。

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