J2残留争い「19位」が生き残る?宮崎健闘で降格チーム「4」→「3」に減るケースも
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ただし岩手、富山、岐阜がここから浮上すれば――。
Jリーグは、J2残留争いとJ3昇格レースが最終盤のデッドヒートに突入している。今季は新型コロナウイルス感染症対策のための特別なレギュレーションのため、J2からの降格が「4チーム」、J3からの昇格が「2チーム」となっている。
しかしこのまま行くと、J2からの降格が「3チーム」に減り、本来であれば降格ゾーンであったJ2「19位」が“復活残留”できる可能性が出てきた。
J3の上位争い。現在、首位はロアッソ熊本、同勝点(消化1試合多い)で2位テゲバジャーロ宮崎が続く。さらに4ポイント差で、いわてグルージャ盛岡が3位に入る。
しかし宮崎には、来季のJ2クラブライセンスが交付されていない。つまり宮崎は2位以内でシーズンを終えても、2022シーズンはJ2に昇格できず、J3で戦わなければいけないのだ。
そのため、もしも宮崎が今季2位以内で終えると、昇格は1チームになる可能性が高い。そうすると、J2からの降格は1チーム減る。そこでJ2の「19位」が残留圏になるのだ。
もちろん熊本とともに、J2ライセンスが交付されている盛岡、4位のカターレ富山、6位のFC岐阜が2位以内でシーズンを終えれば、従来の「J2から4チーム降格」「J3から2チーム昇格」になる。
ちなみにJ3リーグ5位の福島ユナイテッドFCには、J2クラブライセンスが付与されていない。福島も2位以内に加わってくる可能性はまだ残っている。
J3リーグ加入1年目にした宮崎が、重要なキャスティングボードを握ることとなった。しかも14日13時から、上位を争う宮崎対岐阜の“直接対決”が組まれている。
一方、2位の残留争いは壮絶だ。その「19位」ギラヴァンツ北九州から最下位22位の松本山雅FCまで、勝点3差という大激戦となっている。
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[文:サカノワ編集グループ]