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【Jリーグ】ラフプレーによる警告、J1とJ2で増加。審判委員会が危惧「選手生命脅かすプレー。クラブと協調、なくす努力必要に」

J1では初めてシーズン通じてVARが採用された。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

J1が263回→298回、J2が336回→370回。

 日本サッカー協会(JFA)は12月10日、レフェリーブリーフィングを実施し、今季Jリーグ後半戦でレフェリングの課題となったシーン、一方、選手の起こした問題となる行為、そして今季総括を、JFA審判委員会の黛俊行委員長、扇谷健司Jリーグ審判デベロップメントシニアマネジャーが行った。また、そうした事象についてメディアとのディスカッションも行われた。

 一つテーマに上がったのが「危険な『ラフプレー』」。近年のJリーグではプレー強度と球際への激しさが重視され、そのコンタクトの強度によって倒れたものではないと審判に判断された場合、プレーが続行される傾向となっている。しかし一方、その傾向が強まり、そのギリギリの攻防により、逆にファウル、あるいはファウルまがいのチャージも増加しているようだ。

 JFA審判委員会によると、今季のラフプレーによる警告回数は、J1リーグ298回(昨季263回)、J2リーグ370回(同336回)、J3リーグ184回(同240回)。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)がJ1で全試合導入されたが、そのように試合数の変動もあったとはいえ増加している。同委員会はこのあたりを危惧し、来シーズンへのJリーグの課題の一つに挙げていた。

 同委員会は「シーズン中盤は相手競技者の安全を脅かすような著しく不正なプレーが見られた。しかし、その後はそのようなシーンはあまり見られなくなり、レフェリー側も警告を含めて、正しく判定がされている印象があります」と説明している。

 扇谷氏はラフプレーに関し、「Jリーグの選手の皆さんは宝です。配慮のあるなかで激しいプレーを行ってほしいですし、その中で、我々が正しく判断することで、そういったことが守られる状況を作っていかなければいけないと考えています」と語った。

 そのうえで昨今の“激しいプレーの推奨”について、一部誤った解釈をしている者もいて、審判員が困る場合もあるのではないか? といった質問には、「選手の安心・安全を担保する役割は、審判だけではなかなか解決できない問題でもあります。Jリーグの各クラブと情報を共有し、お互いに選手生命をも脅かすようなプレーをなくしていく努力を、審判員だけに頼らず行っていかなければ、おそらくなくならないと思います。そこは協調して、取り組んでいきます」と、サッカー界全体の課題として捉えていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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