移籍金43億円が浮く!? バルセロナが日本代表MF鎌田大地の獲得を検討。来夏フリーで…
日本代表の鎌田大地。 (Photo by Christof Koepsel/Getty Images)
冬の放出もあり得る!? 欧州主要リーグ、注目株の一人に。
スペイン1部FCバルセロナが、日本代表MF鎌田大地の獲得を検討か――。
カタール・ワールドカップ(W杯)でベスト16入りを果たした日本代表メンバーで、ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトに所属するMF鎌田の動向が、ヨーロッパ主要リーグで注目を集めている。
フランクフルトでは昨季UEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇、今季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント進出を、いずれも中心選手となって果たしたその力が高く評価されている。加えて、トップ下、インサイドハーフ、サイドハーフ、さらにボランチと中盤のあらゆるポジションを高いレベルでできることを実証し(FWもオプションで対応可)、一段と注目度を高めている。
鎌田はフランクフルトと今季末の2023年6月まで契約を結んでいて、延長オファーを受けているもののまだサインしていない。このまま来年の夏、フリートランスファーになることもあり得て、ドイツメディア『フランクフルター・ルンドシャウ』は「フリーになる公算が高い」と報じている。
そして、これまでボルシア・ドルトムントが「獲得レースでリードしている」と言われてきたなか、同メディアはバルセロナが新たに鎌田をリストアップしているとレポートしたのだ。
現在ラ・リーガでは首位に立つバルサだが、CLでは2年連続グループステージ敗退。今度もELに回ることが決まっている。
昨季のEL準々決勝の2試合で、鎌田はチャビ監督の前でプレーし、インパクトのあるパフォーマンスを見せている。より高みを目指すという視座で、両者が合致する点もある。
複数メディアは、鎌田の市場推定価格が3000万ユーロ、約43億円であることを報じている。フリーになり、その移籍金がかからないのであれば、確かにあり得る話だ。ただ、バルサ以外にも手を挙げるクラブが出てくるかもしれない。
あるいはフランクフルトが移籍金を欲し、イングランド・プレミアリーグの複数クラブも関心を示しているとあって、1月の冬のマーケットでの放出も否定できない。もちろん「フランクフルトよりも強いチームを探すのは、なかなか難しい」と鎌田自身も以前に語っており、アイントラハトと一旦契約延長することも考えられる。
初出場のW杯では思ったようなパフォーマンスを見せられなかった26歳の鎌田だが、ここからのキャリアで一体何を優先するのか。サガン鳥栖を旅立つ際には、「CLで優勝できるようなクラブで戦い続けること」をサポーターに誓っていただけに、逆襲の歩みを進めるバルサの一員に加わる姿はぜひ見てみたいが、果たして――。
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