【W杯平均採点ランク】1位「4.5」昌子、2位長友…柴崎、大迫、香川も高評価
日本代表が2大会ぶりのグループリーグ突破! 写真:新井賢一・徳原隆元
3試合の評価。対象18人中15選手が5段階の「3」以上。
FIFAワールドカップ・ロシア大会グループリーグ3試合の日本代表選手の本サイト平均採点をまとめた。通信簿にちなんだ「5」段階評価で、及第点といえる「3」以上は対象18選手中15人。出場試合数や採点対象試合によって評価のバランスを欠くものの、今回は全員一律でランキング化。同採点の場合は「試合数→出場時間」の順番で順位をつけた。
1位はコロンビア戦(2-1)、セネガル戦(2-2)でセンターバックとしてフル出場した昌子の4.5。最終ラインをカバーしながら、鋭い出足で攻撃の芽を摘むなどフィールドプレーヤーの最後の砦となって勝点4をもたらした。25歳の”予想以上”といえるベテランのような冷静沈着のプレーも評価を上げた。
貢献度を含めた評価では、2位の長友がトップと言っていいだろう。3大会連続となるW杯出場で、3試合フル出場。コロンビア戦のクアドラードなどキーマンを封じつつ、乾や宇佐美をフォローしてきた。
柴崎、大迫、香川も平均「4」の高評価。柴崎は日本の中盤の軸となり、プレッシングやセカンドボールへの対応などピッチを駆けている。さらに大迫もポーランド戦の決勝ゴールでチームに勢いを与えただけでなく、能力の高いDF相手に前線で確実にボールを収める安心感のあるポストプレーで起点を作ってきた。香川は日本の初ゴールとなるPKを決め、相手への厳しいチェックでも特長の俊敏性を還元してきた。本田はセネガル戦での値千金の同点ゴールにより、2試合38分という短い出場時間ながら「3.5」の評価で上位に。
また、西野朗監督の思い切った6人先発入れ替えの抜擢により、ポーランド戦(0-1)は連携不足を否めず、その影響もあり、貢献できなかった中盤から前線にかけての選手が低めの評価に。ただし、まとまった時間をもらって経験を積めたことで、ラウンド16のベルギー戦以降はスクランブル投入や切り札など、流れを変えるような役割が期待される。
未出場は東口順昭(G大阪)、中村航輔(柏)、植田直通(鹿島)、遠藤航(浦和)、大島僚太(川崎)の5人。
以下、日本代表の平均採点と出場記録。
▽ワールドカップ・ロシア大会 サカノワ平均採点(グループリーグ終了時点)
順位 |
名前 |
所属 |
平均採点 |
W杯試合・得点 |
出場時間 |
1 |
昌子 源 |
鹿島 |
4.50 |
2試合0得点 |
180分 |
2 |
長友佑都 |
ガラタサライ |
4.33 |
3試合0得点 |
270分 |
3 |
柴崎 岳 |
ヘタフェ |
4.00 |
3試合0得点 |
260分 |
4 |
大迫勇也 |
ブレーメン |
4.00 |
3試合1得点 |
218分 |
5 |
香川真司 |
ドルトムント |
4.00 |
2試合1得点 |
142分 |
6 |
本田圭佑 |
パチューカ |
3.50 |
2試合1得点 |
38分 |
7 |
酒井宏樹 |
マルセイユ |
3.33 |
3試合0得点 |
270分 |
8 |
吉田麻也 |
サウサンプトン |
3.33 |
3試合0得点 |
270分 |
8 |
乾 貴士 |
ベティス |
3.33 |
3試合1得点 |
202分 |
10 |
川島永嗣 |
メス |
3.00 |
3試合4失点 |
270分 |
11 |
長谷部誠 |
フランクフルト |
3.00 |
3試合0得点 |
189分 |
12 |
岡崎慎司 |
レスター |
3.00 |
3試合0得点 |
67分 |
13 |
原口元気 |
ハノーファー |
3.00 |
2試合0得点 |
165分 |
14 |
山口 蛍 |
C大阪 |
3.00 |
2試合0得点 |
100分 |
15 |
槙野智章 |
浦和 |
3.00 |
1試合0得点 |
90分 |
16 |
酒井高徳 |
ハンブルク |
2.00 |
1試合0得点 |
90分 |
17 |
武藤嘉紀 |
マインツ |
2.00 |
1試合0得点 |
82分 |
18 |
宇佐美貴史 |
デュッセルドルフ |
1.00 |
2試合0得点 |
68分 |